私が子供の頃、この季節になると近くの川で多くのホタルが見られ、そのホタルを追って遊んだものでした。

 昨年は数箇所、ホタルを求め、鑑賞をしてきました。

 どの場所も地域の方々の熱意ある保護のもと、素晴らしいホタルに出会えました。

 その一箇所が丸嶋旅館でした。渓流沿いの民宿で、鮎の料理を頂いたあと、幻想的な風景の中で光るホタルに出会えました。

 大変思い出深かったこともあり、数日前仲間を誘い再度訪問しました。誘った手前仲間の反応が気掛かりでしたが、帰り道も、また翌日も皆から、「良かった・・・」等と声を掛けて頂き、ほっとしました。

 渓流の水の冷たさが頬を撫で、対岸の樹木の間で光るホタル。そのホタル達が時々、私達の手の届く所まで飛んできます。一時間以上も見続けました。

 来年は家族でホタルを探しに行きたいと思っています。


今日の中日新聞朝刊に、NPO法人「もやい」の記事が載っていました。

路上生活者「ホームレス」の人達を、アパートで生活出来るように支援している組織です。

当初は二人でこの活動が始まり、その方達のことが詳細に紹介されていました。

その記事の中で、ある年老いた男性のことが書かれていました。

70代のその男性は、50年以上勤めた会社を辞めてから、身寄りもなく、貯金も尽き、路上をさまよっていたとのこと。

二人の援助によりアパートを借りることが出来、

「もう一度、屋根のある部屋に住めるとは思わなかった」

その夜、男性は布団の中で一人声を上げて泣いた。

と記されていました。

その男性は何故声を上げて泣いたのでしょうか。

二人の援助が嬉しかったからかもしれません。

それだけでしょうか。

男として、50年、一生懸命働き続けた人間の思いとは。

私はその人の思いを推測することは失礼で、出来ません。

ただ私もその記事を見て、熱いものが込み上げてきました。


少し前のテレビで、北海道の年老いた女性を紹介していました。

国民年金のみで一人で生活をされており、生涯で蓄えた貯金も残り僅かとなっていました。

生活費の大半(全てかもしれません)は食費と部屋代、光熱費です。

食料品の買出しにも知恵をしぼり、食事は日持ちの良いものを造り、それを幾日も食べ続けておられました。

アナウンサーの女性が、

「おばあちゃん、何か不便なことはありませんか。」

と、尋ねると。

「孫に、何も買ってやれなくて・・・」

部屋は綺麗に整頓され、衣服も身奇麗にされていました。

苦しい生活の中でも、一生懸命頑張っておられることがよく分かりました。


最近、勝ち組、負け組という言葉を見かけます。

勝ち組、負け組とは、何を持ってそのように分けるのでしょう。

名誉を得た人、お金をたくさん持った人、得をした人。

およそそんな判断基準かな、と思います。

もちろん判断する人により、その判断基準は変わるでしょう。


私は50年、一生懸命働き続けたその男性、また北海道の女性。

そうした人達がもっと尊敬され、普通の生活が保障されるべきだと思います。


一流と言われる会社、信頼されるべき団体から、偽装、言い訳など。

そんな記事を多く見かけるこの頃ですが、真面目に、一生懸命がんばっている人達こそが評価される、そんな社会になるよう願わずにはいられません。










昨夜は「逃亡者」をテレビで見ました。

これで3回目と思うのですが。

妻殺害という無実の罪を背負い、危機一髪の逃亡をしながら、真犯人を見つけようとします。

それも、包囲網の中に自ら入りながら。


悲壮感と勇敢、そして知性を持った主人公を、ハリソン・フォードが見事に演じています。


席を立つ事も出来ないほど、画面に釘付けとなりました。

怒涛の緊迫場面の連続です。

結末は、汚れ、疲れ果ててはいたものの、正しく格好いいアメリカンヒーローです。

正義感の強い男を描いた、アメリカらしい映画だと思いました。


映画は一瞬の内に終わった感じです。

しかし感動は今も残っています。