F-ROOTS ギターリペアマン 思いのままに・・ -3ページ目

F-ROOTS ギターリペアマン 思いのままに・・

読んでくれた方に何かが伝わればいいなと・・・

※テーマは全部「突発記事」で書くことにしました。(2011.10.20)

タイトルに深い意味はありません。
内容がネタバレしてしまうのでオカシナタイトルにしました。
 
昨日お会いしたお客様。
こんな私のこんなブログを覗いてくれている。
そんなマニアックな方もいらっしゃるので
更新しないといけませんね。
 
 
さてこちらのこの画像を見て何か気が付かれた方はいますか?
まぁ常日頃こんな角度からギターを見ないでしょうから
わかりにくですよね。
 
ではこちらの画像と比較してみるとどうでしょう?
 
2枚目の画像は6弦が右側にあるのに対して、
1枚目の画像は6弦が左側にあります。
気が付かれましたか?
 
話の展開上の問題で
気が付かれて無い方も気が付いたということにして下さい。
(気が付かなかったとしても大した問題ではありませんしね)
 
もっと踏み込んで考察された方は
「ん?左利き用ならピックガードが逆じゃない?」
と思われたかもしれません。
 
 
ではこんな角度から見てみましょう。
大半の人はもう状況を理解されているかもしれませんが
話の展開上の問題で
まだ気が付いていない体で引き続きお読み下さい。
 
自分のギターをイメージして下さい。
自分の顔に近い側に6弦がありポジションマークもあり、
…でもピックガードがやはり逆ですよね。
 
もうこれ以上話を展開させても無理があるので
書きますと
右利き用だったアコギを左利き用に改造したという話ですよね。


読まれた方はどの辺りで気が付かれましたか?

 
これを読まれているあなた様が
右利きなのか左利きなのかはわかりません。
 
私は右利きなので
正直、
左利き用ギターの存在は知っていましたが
この仕事の勉強を始めるまでは
深く意識することはありませんでした。
「単純に逆なだけでしょ?」みたいな
シンプルな話では無いのですよね左利きの方にとって…。
 
その辺も話出すと長くなるのでやめておきます。
 
 
このギターのオーナー様は左利きではありますが、
右利き用のギターからスタートしました。
 
でもあるタイミングで左利き用のギターに持ち替えました。
そんなことから
他のギターはお別れしたのですが、
このギターは思い出、思い入れが深く残されたそう…。
 
で、残したのだから
それなら演奏出来るようにして行こうと
右利き用だった仕様から
左利き用の仕様に改造したという流れ。
 
 
でタイトルに繋がるのですが、
私も右利きなのでどうしても右利き視線でギターを見がち
ということで…
 
そういうタイトルだったのです。

 

皆様の仕事の環境はわかりませんが、

私の場合は

自分より大分年上の

人生の先輩にも仲良くして頂いたりする。

 

今回の投稿で話題にさせて頂くF氏もそう。

そのF氏は私の両親と近い年齢。

 

画像はF氏のGibson LG-1

 

ある朝、

「弦が切れてしまって、替えの弦が無いので行って良いか?」と。

別に驚く事の無い話ですが、

「この山梨県南部町のF-ROOTSに

このギターがある事」を遡ってみると

重なり重なった偶然の先に生まれた偶然なのです。

 

F氏は私が生まれる前、

日本(東京)を飛び出しアメリカへ。

とても私には耐えられぬ生活をしながら暮らしていた。

お金の無い暮らしをする中で

店に飾られていたこのLG-1に憧れ

お金を貯めて購入したそうだ。

 

それからはこのLG-1がF氏の相棒になり

アメリカで長い日々を共に過ごしたそうだ。

アメリカで知り合った友達とガレージで歌ったり。

 

 

そんなF氏がいろいろな人生の流れの中で

最終的にこの南部町に辿り着いたという。

 

F氏が南部町に移住して来てもう20年位になる。

相棒のLG-1はというと

移住前から既に演奏出来る状態ではなくなっており、

開かずのハードケースの中で眠る状態になっていた。

 

そしてある時、

南部町で仲良くなった人にギターの話をしたらしい

「なおしたいギターがあるけど、どうすれば良いのかな?」と。

 

すると、その相手から思わぬ返事が返って来た

「すぐそこにギターをなおす店があるよ!」と。

 

そんな流れから、

私とFさん、

私とこのLG-1は出会うことになったのです。

 

このギターを最初に見た時は

「ボコボコ、ボロボロ」でした。

 

そこから私とF氏との関係が始まり

今は時には友達のように接している。

 

今回の雑談の中で私はこのような話をしました

 

Fさん、

僕はFさんと出会う前から

このGibsonのLG-1というギターが大好きなのです。

ケースを開けてボロボロの状態のこのギターを見た時、

「修理代なんてどうでも良いからなおしたい!」と

心の中で思い、

どのようにトークをしたらこのお客様はこのギターを

私に預けてくれるのだろう?」

なんて考えていたんですよ、と。

 

勿論今現在の関係になっていれば遠慮なく言えたけど、

流石に初対面では言えないですからね、と。

 

そんな話もだけど、

F氏はいつもギター以外のいろいろな話をしてくれる。

その話の根底にある考え方や歩み方、

人との接し方等は非常に勉強になるのです。

 

F氏に限らず、

他にもいろいろな話をして下さる

人生の先輩がたくさんいらっしゃる。

そこには学ぶことが沢山あり、

それをまた家族に話したりする。

 

そうやって

人生の先輩から学んでいるのです…

それが楽しかったりもします。

ここの所よく出る話の流れ

「このギター買った時は〇万円だったけど、

今買うと〇〇万円するんだよね…」的な話。

 

別にそういう話が悪いわけでもないのですが、

ふと「価値」って何?なんて思ったりする。

 

私はギターを売買するのが仕事では無く、

ギターを修理したり改造するのが仕事なので

先述の「価値」は皆様の方が詳しいかもしれません。

 

こちらのギター

このオーナー様は私が知る範囲では

Fender社のギターを基本的には所有されてますが、

初めてこのギターを持ち込まれた時に

何故だかこのギターは手放そうと思わない

みたいな話をされた記憶。

 

何が言いたいかと言いますと、

こういう事が私にとっては

興味ひかれる「価値」に思えるのです。

その何故を追いかけてみたくなる…。

 

そして、このギターは前オーナー様?が

いろいろ弄った痕跡が残っており、

最初に言てった「価値」は下がるかもしれませんが、

なぜこんな事してみたくなったのだろう」と

後述の価値(興味)は増して行ったという過去の記憶。

 

まぁ、何より誰より

このギターに価値を見出していたのはオーナー様

結局一番最新の状態で

オーナー様が入手されてから

ネックとボディ以外のパーツは全て交換させて頂いてます。

 

つまり、オーナー様の「何故だか」は

ネックとボディにきっと答えがあるのでしょう…。

 

そして、

ライブのステージでも使える仕様に組み上げられて行ったのでした。

 

 

交換パーツ

ペグ、ストリングリテイナー、ナット、ピックガード、

ピックアップ、サーキット一式、トレモロ、回路一式、...。

あっ、それとミッドブーストも回路に組み込んであります。

 

各パーツの交換理由や効果等も書こうかと思いましたが、

そういうのはAI氏に託すとします。

 

この投稿で書きました「価値」は

あくまで一つの考え方に過ぎませんので

「へぇ~」程度に受け止めて下さい。

 

かちかちかちかち書き過ぎましたね

かちかち山の金太郎さまでした。んはてなマーク