半世紀前のギター | F-ROOTS ギターリペアマン 思いのままに・・

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読んでくれた方に何かが伝わればいいなと・・・

※テーマは全部「突発記事」で書くことにしました。(2011.10.20)

この投稿をした後、
町で行ってくれている健康診断に行って来ます。
 
正直言えば、
ここ暫くは体調不良が続き辛かったですね。
基本は指、手の不調でしたが
それにプラスしてあれやこれや…。
先日は感染症の後遺症でも苦しみました。
 
そんなこんなもあり、
今日の健康診断を境に、
自分の健康管理も考え直すタイミングにしよう!と
そんな気持ちでおりますニコニコ
 
と、私の話は終わりまして
こちらのクラシックギター
相談にいらした方のお父様がもともとの所有者。
お父様が若かりし頃?入手し
あまり弾かれることなく自宅にあったそうです。
 
そんなギターを相談者の息子さんが見て
「なら自分が弾くか…」みたいな感じで手に取ったと。
その相談者さんはとても若い方なのですが、
そんな経緯があって
タイトルにあります「半世紀前」ということに。
 
そして、日常の中で手に取り弾いていた最中
気が付くとブリッジが剥がれてしまい…と。
 
話は反れますがこの相談者さんは
他業界ですがとても素晴らしい技術者さん。
気になっていろいろ話込んだら
「こんな人に会ってみたいな」と思っていた人。笑
 
ペグのストリングポストも破損していたようですが
ご自分で修理されてました。
「ブリッジ剥がれは専門の人に」と思ったようです。
正解かと思いますね。
 
 
修理前も修理中も写真を撮ってませんので
いきなり終わってますが
ブリッジの圧着面をメンテナンスして
圧着しました。
 
半世紀前のという経緯から
ブリッジが嫌な変形していたら
ブリッジ作り替えだな…なんて思ってましたが
そのような事も無く良かったですね。
 
先にも話した通り、技術者さんなので
お預かり時、
「欠品していたサドルも何とかするから不要」と言われたのですが
「圧着後に確認もしないとなので何かしら用意しときます」
みたいに話ていましたが
結局、このギターの音色を聞いてみたいという気持ちに駆られ
ボーンで作成して、弦高も適当ではなく理想的に…
 
そんなこんなでリペアは終わり
また何処かでつま弾かれているかと思います。
 
健康診断に行かないといけない時間になって来たので
終わります。