リフィニュシュ(再塗装) | F-ROOTS ギターリペアマン 思いのままに・・

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読んでくれた方に何かが伝わればいいなと・・・

※テーマは全部「突発記事」で書くことにしました。(2011.10.20)

あまりにも投稿出来てませんので
見て下さる方がめっきり減ってしまいましたね。
 
だからではありませんが、投稿してみます。
 
タイトルを「リフィニッシュ」としました。
「リフィニッシュ」
ギターに用いる時の意味は「再塗装」になります。
 
そこそこ前に作業させて頂いた時の話です。
オーナー様には大変思い出のギター。
 
思い出のギターではありましたが、
オーナー様の人生の中で
楽器演奏という機会が減って行き…
ハードケースの中で40年以上
 
久しぶりにハードケースを開けた時、
1枚目にあります通り
塗膜面の劣化がかなり起きていた。
 
「綺麗にして所有していきたいんだ…」みたいな話を
オーナー様からして頂いた記憶です。
 
一般的な業界?では塗膜面が劣化し、
わかり易く言うとボロボロになってしまうと
そのモノの魅力みたいなソレは落ちる傾向でしょうが、
ギターにおいてはその劣化も
「美」であったり「かっこ良い」とか「渋い」と
見られたりします。
そんな話もオーナー様と話したうえで、
綺麗にするという事になったのです。
 
ということで、
リフィニッシュへと進んで行くのですが、
まずはギターのパーツを外し、
分解していきます。
そして、塗膜を剥がして行きます。
この画像は「だいたい剥がせたかな…」という状態ですね。
画像のシミのように見える箇所は
まだ下塗り塗料が残っていますので
引き続き進めていきます…。
 
という話から
一気に完成してしまいますが
このように…。
 
この投稿上では一瞬で終わっていますが、
その道のりはそれはそれは。
ただ塗装を綺麗にするだけでなく
ピックガードや金属パーツも磨いて綺麗に。
 
 
角度や光の加減で大分雰囲気も変わりますよね。
 
 
主に塗装に関する話だけ書いていますが、
フレット等にもその経年故のイロイロは起きており
 
弾けるようになるまでは
当初のイメージしていた道のりよりも
だいぶ長くなってしまいました。
 
 
今思えば、
今回のリフィニッシュの作業を行わなければ
このギターはまた何年、何十年とケースに入ったかもしれない。
 
私の自己満足や勝手な想像に過ぎないかもしれませんが
この作業、ギターにとっては良い事だっただろうと
思っています。
 
 
話は変わりますが、
1つ前の投稿で書きましたが
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よろしければ
そちらも見て下さい。