退職・閉店・復活 | F-ROOTS ギターリペアマン 思いのままに・・

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読んでくれた方に何かが伝わればいいなと・・・

※テーマは全部「突発記事」で書くことにしました。(2011.10.20)

当工房にレーザーマーカーを提案してくれた担当者さん

会社を退職するという連絡がありました。

そして、同じ日に

息子のメガネ屋さんから閉店になるという連絡がありました。

 

互いの人生の中で関わった時間は一瞬かもしれませんが

私にとってはお二人さんは

良い思い出の人となってます。

本当にありがとうございました。

 

また何処かでお会い出来たならと思います。

「別れ」とか「終わり」とか好きになれない…

寂しいですからね。

 

話は大きく変わり、

あるお客様から誰かに弾いてもらえるなら…と

お預かりしたベース。

とりあえず磨きながら状況確認をしていていたのですが

4弦をチューニングしようとしたら

ギヤがナメてしまっており使えない…

(その他、トーンが効かない)

 

そして、オーナー様にも相談し、

修理して弾くよ!という方には差し上げます」に変わったのですが

正直反応は無く日々は進んでいました。

が、

インスタのストーリーズにアップした時から

少し反応して下さっていたある方(仮にAさん)、

ご自身の楽器リペア相談で来店の際に

またこのベースの話になり、試奏し出す。

 

ちなみにこちらの楽器は楽器屋さんで見かけます入門モデル。

故に「ペグ交換費用」=「新品時の価格」みたいになるかと。

そんな事情あっての

修理して弾くよ!という方には差し上げます

になってました。

 

そして、

事前のやりとりでは

試奏のAさんはレベルの高いベースもお持ちなので

入手されてもどれだけの満足度が得られるかは…

みたいな話もしていたのですが

 

壊れた状態で試奏していたAさん、

「楽器好き好きオーラ」が出過ぎていて眩しい

終いには

「悪い所の修理代を自分が払うので修理してここに置く!」

といった意味の発言を。

 

私は「えっ!?

「いやいや、修理代負担されるならルールとしてはAさんの

所有という事になるので持ち帰ってOKですよ!」と。

 

Aさんも笑いながら「あっ、そうか、そうだよね」と。

(結果、修理してAさんの所有になることに)

 

私の文章能力が低くて伝わり難いかもしれませんが

Aさんの楽器好き具合が伝わったでしょうか?

 

価値観は人それぞれですから押し付けはしませんが

Aさんのその心、見習いたいと思ったのは事実です。

 

という話でした。