当工房にレーザーマーカーを提案してくれた担当者さん
会社を退職するという連絡がありました。
そして、同じ日に
息子のメガネ屋さんから閉店になるという連絡がありました。
互いの人生の中で関わった時間は一瞬かもしれませんが
私にとってはお二人さんは
良い思い出の人となってます。
本当にありがとうございました。
また何処かでお会い出来たならと思います。
「別れ」とか「終わり」とか好きになれない…
寂しいですからね。
話は大きく変わり、
あるお客様から誰かに弾いてもらえるなら…と
お預かりしたベース。
とりあえず磨きながら状況確認をしていていたのですが
4弦をチューニングしようとしたら
ギヤがナメてしまっており使えない…。
(その他、トーンが効かない)
そして、オーナー様にも相談し、
「修理して弾くよ!という方には差し上げます」に変わったのですが
正直反応は無く日々は進んでいました。
が、
インスタのストーリーズにアップした時から
少し反応して下さっていたある方(仮にAさん)、
ご自身の楽器リペア相談で来店の際に
またこのベースの話になり、試奏し出す。
ちなみにこちらの楽器は楽器屋さんで見かけます入門モデル。
故に「ペグ交換費用」=「新品時の価格」みたいになるかと。
そんな事情あっての
「修理して弾くよ!という方には差し上げます」
になってました。
そして、
事前のやりとりでは
試奏のAさんはレベルの高いベースもお持ちなので
「入手されてもどれだけの満足度が得られるかは…」
みたいな話もしていたのですが
壊れた状態で試奏していたAさん、
「楽器好き好きオーラ」が出過ぎていて眩しい。
終いには
「悪い所の修理代を自分が払うので修理してここに置く!」
といった意味の発言を。
私は「えっ!?」
「いやいや、修理代負担されるならルールとしてはAさんの
所有という事になるので持ち帰ってOKですよ!」と。
Aさんも笑いながら「あっ、そうか、そうだよね」と。
(結果、修理してAさんの所有になることに)
私の文章能力が低くて伝わり難いかもしれませんが
Aさんの楽器好き具合が伝わったでしょうか?
価値観は人それぞれですから押し付けはしませんが
Aさんのその心、見習いたいと思ったのは事実です。
という話でした。