基本的にあまり好きではない飲み物、コーラ。
何故だかわからないが、自分的に“飲みにくい”しろものなのだ。
にもかかわらず、あの独特な“スカッ”と感は結構好きで、たまに買ってみたりする。
ただ、昔の細長い缶ならまだしも、現行のデップりしたペコペコ缶は量も多いので、3分の一は残してしまうのが関の山だ。
同じジャンルでもドクター・ペッパーは結構好きである。
あれの一口目は、そんなにスカッとはしないが、他の飲料にはあり得ないコクと、じわじわと続く炭酸の刺激がたまらんのかもしれない。
ここ数日雨ばかりの毎日だったが、昨日は久しぶりに晴れ間が見える夏日だったので、車に乗って出かけてみた。
そこはかとなく海風が気持ち良かったが、海には行かず海沿いのショッピング・モールへ行き、久しぶりにレコード屋さんなんぞ覗いてみるとジャズのCDが安売りしていたので、一枚購入。
チック・コリアが1978年にリリースした“FRIENDS”。
チックが参加しているミュージシャンのアルバムは結構持っているが、リーダーアルバムは初めて入手した。
昔はよくジャズフェス等で彼の演奏してる姿を観たり、オーケストラと共演した“アコースティック・バンド”のコンサートを観に行ったりしたが、いまいち音源を買うまでにはならなかった。
もちろん、演奏やライブ自体は素晴らしいのですが。
スマーフが可愛いジャケットと、参加ミュージシャンの豪華さ、そして価格のお買い得感で購入したこのアルバム。
俺には“当たり”でした♪
信じられないほど縦横無尽なドラミングを聴かせるスティーブ・ガッドと、それに負けない程のアグレッシブなベースプレイを繰り広げるエディ・ゴメス。
全体的にはラテンフレーバー溢れるしなやかな曲調が多いのだが、フルスロットル状態でありながら卓越したセンスを持つ“敏腕”リズム隊のお陰で非常にスリリングな演奏を聴かせつつも、決して楽曲やアンサンブルを壊す事のない、刺激的で気持ち良いサウンドの洪水。
曲が良いのは大前提で、上物のプレイも極上なのは当然だが、テクニックの“正しい使い方”が聴けるアルバムという側面もある、お得な一枚。
誰もが好むものでもないが、俺は好きです。
チックが持つ、ちょっとアクがありつつもしなやかなサウンド・プロデュースの中で、バチバチと刺激的な演奏を聴かせるミュージシャン達。
ちょっと無理矢理だけど…
“ドクター・ペッパー”の飲み心地に、当たらずとも遠からじ。
是非一度お試しください☆
本日の一曲♪
“SAMBA SONG”
by Chick Corea
ここまで叩かれりゃ、快感だ~☆