バットマンはヒーローではあるが、宇宙からの使者でもなければ、超能力者でもない。
鍛えられた身体と、莫大な財産を持つ普通の人間である…
…普通ではないか。
とにかく人間だ。
知力・体力・財力をもって、ゴッサムシティの平和を守る正義の味方だけど、活躍すればするほどに世間から非難ゴウゴウ。街のピンチを救っても、どこか裏目に出てしまう悲しき宿命の人。
昔のドラマ版(思いきり灰色コスチュームのやつ)や、アニメ版のシンプルなヒーロー物ストーリー展開が、バットマンに対する俺のイメージだったから、ティム・バートンが監督した“BATMAN”は、ダークでヘヴィな映像と展開で惹き付けられ、観た時から大好きだった。
何よりもジャック・ニコルソンが演じる、最凶の愉快犯“ジョーカー”が良かった。
“シャイニング”を彷彿させるイカレタ紳士。どこか間抜けな言動の裏に潜む、狂気と冴えた脳味噌。
怖い。そして、危うくて哀しい。
それはバットマンも同じ。
子供にはちょっとビターなファンタジー映画。
ただ残念ながら、
シリーズを重ねる毎に、ショッパ~イ感じになってしまった♭
そして“ビギンズ”からリスタートした、新シリーズ。
“ビギンズ”は最初に観た時、あまりピンとこなかった。
悪くはないが、多分俺にとっては情報量が多かったのかもしれない。
そして“ダークナイト”。
やはり根本的に情報量は多いのだが、こちらにはグッときた!
ストーリーの軸に“ジョーカー”がいたからだな。
バットマンには悪いが、圧倒的な存在感。
ヒース・レジャーのいい意味で線が細いところが、リアルだ。
メイクを透しても伝わる、冷静なようで、切迫詰まった“狂い人”の演技。
亡くなってしまい、残念だ♭
“レクター博士”ばりに、もっとフィーチャーして欲しかった。
観終わって、もう一度“ビギンズ”から観たくなった。
ゲイリー・オールドマンも好きです♪
収拾がつかなくなったので、つづく☆
本日の一曲♪
“白い恋人達”
by 桑田佳祐
今日は雪らしい。そして、最近の“白い恋人”は美味い☆