オークリーの「実は…」。
スポーツサングラスのイノベーションを起したオークリーの創始者ジム・ジャナードのプラン(シーズ)を最初に具現化(デザイン)し、製品化したのは大阪にある眼鏡づくりのプロフェッショナル集団だったという「実は…」な話しがある。
もっといえば、ジム・ジャナードはこれだけ浪花節的な恩恵を受けて自分のシーズを製品化してもらっておきながら、このあと福井県の眼鏡メーカーに鞍替えするという、じつに泥臭いもう一つの浪花節的な逸話もある。
ジム・ジャナードの「オレがゼッタイにカタチにする。」という熱い想いがスポーツサングラスのイノベーションを世界中に巻き起こしたことにもちろん疑いはないが、ジムの抱えていた問題を最初に解決(デザイン、生産性)した大阪のエンジニアリング力と、諸刃の剣の浪花節がこのイノベーションの大きなエネルギーとなったことも否めないのではないだろうか。
現在、ジムも浪花節も関わっていないシステム化されたモンスターブランドは、一つの時代を終えたかのように思えるが、これまでに、アスリートのニーズをゴーグルからサングラスにカタチを変えることで解決してきたそのデザイン力の継承は今もなお他の追随を許さない。
しかし、これからはもっともっと細分化されたニーズをカタチにしてゆくデザイン力が試される。先駆者ジム・ジャナードの存在はあまりにも偉大だが、細分化された、まずは一つのニーズを「オレがゼッタイにカタチにする。」と決めている。
issei
もっといえば、ジム・ジャナードはこれだけ浪花節的な恩恵を受けて自分のシーズを製品化してもらっておきながら、このあと福井県の眼鏡メーカーに鞍替えするという、じつに泥臭いもう一つの浪花節的な逸話もある。
ジム・ジャナードの「オレがゼッタイにカタチにする。」という熱い想いがスポーツサングラスのイノベーションを世界中に巻き起こしたことにもちろん疑いはないが、ジムの抱えていた問題を最初に解決(デザイン、生産性)した大阪のエンジニアリング力と、諸刃の剣の浪花節がこのイノベーションの大きなエネルギーとなったことも否めないのではないだろうか。
現在、ジムも浪花節も関わっていないシステム化されたモンスターブランドは、一つの時代を終えたかのように思えるが、これまでに、アスリートのニーズをゴーグルからサングラスにカタチを変えることで解決してきたそのデザイン力の継承は今もなお他の追随を許さない。
しかし、これからはもっともっと細分化されたニーズをカタチにしてゆくデザイン力が試される。先駆者ジム・ジャナードの存在はあまりにも偉大だが、細分化された、まずは一つのニーズを「オレがゼッタイにカタチにする。」と決めている。
issei
JIDA関西スタンダード委員会の報告しときます。(その1)

今回の見学会は合同ということもあって、なんとスペシャル企画!童夢さんにお邪魔してきました!
機密保持の制約があって見学できる範囲は限られましたが、めったに見ることのできない工場内部の様子や、貴重なお話しを聞くことができました。
事前に所属や職歴などの情報を提出した上での見学会ということもあってやや緊張していましたが、武林専務さん直々に社内を案内いただけて、カーボンでのものづくりについてたくさんの情報もいただけて、サイコーの見学会となりました!武林専務さん、お世話になりました!ありがとうございました!!

作業スケジュールをこそっとチラ見したら!F430やらなんやかやある工程表の中にサングラスというのもあって!童夢さんにサングラス頼む会社ってどこなんやろか?どんなサングラスなんやろか?とF430のどのパーツなんやろか?よりも気になりました。

しかも、見た目鉄ッチンホイルかいな?と思いきやこれもカーボン!じつはこれがまたカッコイイ!!
次は仕事の依頼のお話しで伺いたいと思います!そのときはまたよろしくお願いいたします。
懇親会の様子はまたこんどにします。
JIDA関西スタンダード委員会委員長 大浦イッセイ

2010は度付きのスポーツサングラス!

どんなものが一次審査を通過したのか?>>http://www.g-mark.org/nominate/search.html
サングラスはなんと、うちの、身の回り品でエントリーしているGreenJacketSportsと、中国からエントリーされていたスゴイサングラスと、お馴染み山本光学さんのスポーツ用品でエントリーされていたスポーツサングラスの3点!
しかも驚いたのは、うちと山本光学さんはどちらもスポーツサングラスで度付き!
もちろんうちのGreenJacketSportsの方が、フィット感、遮光性、視界の広さ、安全性、デザイン性では優っていそうですが、山本光学さんのスポーツ用度付サングラスSWF-601の提案も素晴らしいと思います。
今年も他にたくさんのサングラスがエントリーされていたでしょうが、度付きのスポーツサングラスが一次通過したというのはこれも時流なのでしょう。ハイカーブレンズではないスポーツサングラスの新たなカタチがGreenJacketSportsのデビューによって生まれたのではないでしょうか。
issei
GJSportsがグッドデザイン賞一次通過!

初のオリジナル製品が近年難関のグッドデザイン賞一次通過したことはとても嬉しいです!
また今回は、一般的な雑貨品扱いのスポーツサングラスとはまったく違った切り口でスポーツサングラスを提案しているので、業界、一般ユーザー含め、スポーツサングラスの常識や意識が変わる機会となることに一番ワクワクします。
8/27~29に開催されるグッドデザインエキスポ2010でのグリーンジャケット・スポーツサングラスのプレゼンテーションに乞うご期待ください!
グリーンジャケット・スポーツサングラスの概要は こちら
issei
GreenJacket Sports!! 金型のマスターが完成!

電極ってなに?ってよくわからない人のために簡単に説明すると・・・
このマスターを形彫り放電加工機に電極としてセット。これを油の中にセットした鉄の塊に近づけてゆくと、マスターと鉄の塊の間に電子が流れ、マスターが高温になってイオンが発生し、鉄の塊を熔かしてゆきます。
そして最終的に鉄の塊の中にこのマスターがすっぽり埋まって金型が掘れるということになります。
金型が掘れたあとは穴をあけるためのスライドがついたり、型を外しやすくするための突き上げがついたりして金型が完成します。
金型が完成して成型ができるのは2週間後かな?
それにしても素晴らしい出来栄えのマスターで感動しました!
大喜びで写真を撮っていたら金型屋の社長さんが、「そんなに喜んでもらえたら作り甲斐がある。普段は安かったら喜んでもらえるぐらいしかないし、仕事を褒めてももらえることがないので、デザイナーに喜んでもらえるその姿を見てるとこっちが嬉しくなるよ。」と仰っていました。
みんなの「嬉しい」がモノには顕著に表れるので出来上がりがホント楽しみです!
色を決める。

そう、無数にある色の中からこれ!という色を決めるのは至難の業です。
色を絞って行く方法はいろいろとあるのですが、ボクはプロダクトのコンセプトを核として選定するのが迷わない方法。
GreenJacket Sportsでいうとゴルフ&スポーツ。
で、もう一つ立てているコンセプトが“JAPAN STYLE”。
とくに眼鏡やサングラスはプロダクト的にカッコよくても、最終的には掛けて似合うかどうかが肝なので、日本人が掛けやすい色で、なおかつ色に意味合いを持たせて選定しました。
ヨロイの定番カラーは7色選定しましたのでこれから実際の素材で成型しながら微妙な調整をしてゆきます。

GreenJacketはレンズも精密パーツ化してしまいます。

しかもこのドライカットはNCのマシニングを使うので、3Dデータを難なく扱える技術者であれば、我々デザイナーが描いた3Dデータを基に、交差±0.01という精度でレンズを加工してくれます。
こうなればレンズも一つの精度の高い精密部品。組み立てにクラフトマン的なスキルは必要なくなってきます。
クラフトマンシップで手作りの・・・といった工芸品的な眼鏡やサングラスも一つの文化として絶やしてはならぬみたいな感じでいいのですが、ボクは最先端技術で日本の実力を表現してゆきたいですね。
ボクがもっとも信頼をおいているレンズカットのパイオニアがこちら>>青山光学さん
ボクの描いたものを具現化してくれる青山社長にはいつも感謝しています。ボクがレンズカット世界一と認める人なので、おそらく青山社長のレンズカット技術は世界一だと思います。