めがね
2007年
監督・脚本 萩上直子
出演 小林聡美 市川実日子 加瀬亮 光石研 もたいまさこ
-あらすじ-
タエコ（小林聡美）は人生に思いつめ、休息と変化を求めて一人で小さな島に降り立つ。その島の民宿ハマダに泊まって生活をするものの、その島では不思議なことだらけ。マイペースで皆が自分のやりたいことをしている。島民が踊るメルシー体操のあったりと、タエコには初体験のことばかりであった。
-感想-
【ストーリー】
ゆっくりとストーリーは進み、撮影現場である鹿児島県の与論島のきれいな海辺や自然、すこしさびれた建物などがとても鮮やかに映し出されています。その中での島民のマイペースなスローライフは不思議にも感じますが、とても癒されます。
【キャスト】
この作品に合ったキャストであったと思います。出演者はドラマなどではよく脇役として出演される方が多いのですが、この作品の世界には合ったひとたちであったと思います。というのも、一人一人を映し出すのではなく、自然や雰囲気も一体となって映画作品になっているからです。
【作品の背景】
タイトルのめがねは出演者全員がメガネをかけていること以外は全く作品んは関係がないようです。同監督作品『かもめ食堂』 （2006年）の出演者やスタッフを引き継いで撮った作品。
【評価】
癒されたい方や、かもめ食堂が好きな方にはオススメです。私はかもめ食堂の方がおもしろかったのですが…。出演者に数々の賞が贈られたので、出演者に興味がある方にもｵｽｽﾒです。
☆ｵｽｽﾒ度 6/10☆
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ホノカアボーイ
2009年
原作 吉田玲雄 エッセイ『ホノカアボーイ』
監督 真田敦
脚本 高崎卓馬
出演 岡田将生 倍賞千恵子 長谷川潤
-あらすじ-
ハワイ島の北の端に位置する小さな町・ホノカアに住む日系アメリカ人・レオ（岡田将生）と、なぜかレオにとても優しくし、毎日ご飯をごちそうしてくれるビー（倍賞千恵子）とのホノカアでの暮らしと、その街に住む人々の生活が描かれている。
-感想-
【ストーリー】
この映画は１つ事件が起こるのですが、それ以外は全てホノカアの心温まる田舎暮らしが描かれており、心の休息となるような映画に仕上がっています。情景や音楽がとても綺麗で、ハワイに行きたくなるようなその場の風や匂いが伝わってくるような絵であったと思います。
【キャスト】
期待の新人・岡田将生くんの初主演作で、天然コケッコーなどの岡田くんとは違った青年の岡田くんを見ることができます。
【評価】
この映画は表現するとすると、「カフェに飾られている絵」という感じなので、ホノカアという世界を見ることに興味がある人は絶対面白く感じるはずです。サスペンスやラブストーリーが好きな方には理解しがたい作品かもしれません。
☆ｵｽｽﾒ度 7/10☆
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MW -ムウ-
2009年
原作 手塚治虫
監督 岩本仁志
脚本 大石哲也
-あらすじ-
結城美智雄（玉木宏）はエリート銀行マンであったが、連続凶悪犯罪者でもあった。結城は神父で幼なじみの賀来裕太郎（山田孝之）と沖ノ真船島に生まれた。その島は昔、科学人体実験の対象となった島で、化学兵器「ＭＷ-ムウ-」を軍がばらまいて島民は殲滅したのだが、2人はその事件の生き残りであった。結城の目的はＭＷを手に入れること。賀来の目的は結城を止めることだった。
-感想-
【ストーリー】
1970年代に書かれた漫画が原作とは思えないほどスケールのでかさと、細かい設定に驚きました。（原作と映画はだいぶ異なっているようで、私は原作を見ていないので詳しくはわからないのですが…。）過去の地獄のような出来事から復讐のためだけに生きてきた結城はとても恐ろしかったです。クライマックスは今までのシリアスなシーンと比べたら物足りなさを感じました。
【キャスト】
玉木宏のエリート銀行マンの役は見た目と合っていたと思います。山田孝之と共に素晴らしい俳優なので、どちらも演技は良かったです。
【評価】
話自体は興味を持ち、ドキドキするようなシーンもあるのですが、エンドの物足りなさと、時々見られる安っぽい背景がとても気になって残念でした。レンタルで十分だとおもいます。
☆ｵｽｽﾒ度 5/10☆
- MW‐ムウ‐ [DVD]/玉木宏,山田孝之
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