ゆけぃのぶろぐ【映画レビュー】 -6ページ目

インセプション


ゆけぃのぶろぐ【映画レビュー】


2010年

監督・脚本 クリストファー・ノーラン

出演 レオナルド・ディカプリオ 渡辺謙 ジョゼフ・ゴートン=レヴィット エレン・ペイジ


-あらすじ-

ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人の夢つまり潜在意識に入り込んでアイディアを盗むスパイ。大企業のトップであるサイトー(渡辺謙)はコブにライバル会社をツブすために仕事を依頼する。仕事の内容はライバル会社の社長の息子であり、後継ぎであるロバートに会社をツブすようにアイディアを植え付けるインセプションであった。コブはそのミッションをこなすために仲間を集め始める。


-感想-

先行上映で見てきました!2日目にもかかわらず満員でした!


【ストーリー】

メディアでのプロモーションも謎が多かった作品なのですが、最初は全く物語の内容がつかめずに進んでいきました。30分ほどで意味のわからない場面がリセットされて、わかるようになってきます。「インセプション」=植え付けという潜在意識に無理矢理他人の意識を押しこむという奇抜なストーリーで、夢の中では地上の常識外のこともできるので、CGを駆使した映像もあってハリウッド映画らしさもありました。この映画はとにかく謎な部分が残されたまま終わり、最初のわからなかった場面も、最後にもしかしたら…程度で繋がるので、観客を「もう一度見たい」と思わせるように構成したのでしょう。


【キャスト】

ディカプリオは毎回のとおり素晴らしい演技だったのですが、渡辺謙がかっこよすぎでした!日本人らしい風格をもち、英語もペラペラで企業家としても才能を持つサイトーの役は渡辺謙でしかやってのけれないと思いました。日本人の誇りです。


【‘謎’について】

これを注視して見るとおもしろいと思うので書いておきます。(多少ネタバレになっていますので、必要ない方はとばしてください。)


・一番最初の夢と、終盤に出てくる夢が酷似しているが実際は全然異なっている理由。

・教授はスパイだったのか。

・なぜ第3層の夢はロバートと他のメンバーが離れていたのか

・サイトーはなぜ3層から脱出できたのか。

・年老いたコブとサイトーが出会ったのは第何層か?

・最後のコマの行方は?


私がわからなかったのは以上のことなので、わかったらコメントください。


【評価】

2010年の洋画では一番見たほうが良い作品だと思います。変に3D作品に手を出すより、この作品の方が迫力があると思います。緊張感もあって、圧倒される映画です。銃撃戦はありますが、特に目を背けたくなるシーンもないので、どの年代にも楽しめると思います。


☆オススメ度 9/10☆

トリック劇場版


ゆけぃのぶろぐ【映画レビュー】


2002年

監督 堤幸彦

脚本 蒔田光治

出演 仲間由紀恵 阿部寛 生瀬勝久  山下真司 芳本美代子 竹中尚人


-あらすじ-

テレビ朝日系列・テレビドラマ『トリック』の映画版。300年に一度、亀が災いをもたらすが、神様によって救われると言われている糸節村。売れないマジシャンである山田奈緒子(仲間由紀恵)はその村への神様候補として選ばれた。4人の神候補の中、神に選ばれれば報酬が得られるが、神様対決に負けた神様が不審死をとげていく。


-感想-

【ストーリー】

トリックシリーズは全く見たことがなかったのですが、なんとなくドラマのストーリーも把握でき、普通に楽しむことができました。奈緒子の独特なキャラは、本当に売れなさそうなマジシャンであり、阿部寛演じる上田次郎とのコンビネーションもばっちりであったと思います。長く愛されるシリーズっていうのが納得いく作品です。


【キャスト】

この映画でシリーズ初登場となる神3人のキャラが個性的でおもしろかったです。村の人々のわざとらしすぎる演出も、このシリーズだから許されるゆるい展開が感じられます。


【評価】

ドラマを見ていないので、ドラマファンがどう評価するかはわかりませんが、普通に笑え、楽しめる作品になっていると思います。まぁわざわざ映画にするほど凝っている部分は見当たらなかったのですが。


☆オススメ度 7/10☆


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模倣犯


ゆけぃのぶろぐ【映画レビュー】


2002年

原作 宮部みゆき 小説『模倣犯』

監督・脚本 森田芳光

出演 中居正広 藤井隆 津田寛治 木村佳乃 山崎努


-あらすじ-

ある街で全く関連性のない人々の連続殺人事件が起きる。ある日、群馬県の山中でトランクに男性の死体の入った車が崖下に転落しているのを発見した。その運転手と助手席に座っていた栗橋浩美(津田寛治)と高井和明(藤井隆)が一連の殺人事件の犯人であると警察は調べを進める。経営コンサルタントでピースと呼ばれる網川浩一(中居正広)は2人の同級生で、高井の妹である由美子の後見人として高井の無実を訴える。しかし、ピースの真意と本性が少しずつ明らかになっていく…。


-感想-

【ストーリー】

映画の告知やポスターなどから、犯人=網川浩一(中居正広)と知っていながらもその動向に目を話せませんでした。かなり残酷な場面もあるので、目を離したくなるときもあるのですが、それ以上に網川の天才的な言動に目を奪われます。最後は網川の壊れていく様は、とても恐ろしかったです。


【キャスト】

中居正広が連続殺人犯というびっくりするキャストだったのですが、そのギャップが逆に大ヒットした作品だと思います。実際、最初は違和感がありますが、見ていくうちに慣れてきて、最後には映画の世界に引き込まれて中居正広であったことを忘れてしまいます。中居はあまりドラマではヒットしていませんが、この作品は監督の力によって役者・中居正広が引き出されています。


【評価】

原作とはかなり違っているので、原作ファンや宮部みゆきさんのファンにとっては不評らしいです。全く原作ひ触れていない人はキャストも含め、楽しめると思います。


☆オススメ度 7/10☆


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