日本人の「権威」が確立した日本独自の伝統的学校英文法、日本版Traditional English Grammarは時代遅れで、かつ非科学的である。戦後、何十年にも亘り日本人を苦しめてきた英語という重圧を払いのける唯一の方法は江川 泰一郎や宮川 幸久(高校総合英語Forest)等によって築かれた日本独自の伝統的学校英文法、日本版Traditional English Grammarからの脱却である。日本中に溢れる「受験参考書」の英文法参考書の類を文字通り「ゴミ箱に捨て去る」ことが必要だ。
今の時代に依拠すべき科学的英文法とは、2002年に出版されたThe Cambridge Grammar of the English Languageに書かれている文法である。その第一原則は「動詞を自動詞・他動詞で分類してはいけない」である。
圧倒的多数の日本人は、この原則を知り得ていないが故に英語が身につかない。
日本独自の伝統的学校英文法、日本版Traditional English Grammarは英文を科学的根拠も示さずに力づくで5文型の枠の中に押し込め、不定詞の名詞的用法で複雑な動詞の役割を片付けようとする。
5文型では説明できない例
He put the wallet on the deskはS+V+O+Locative Complement
The meeting lasted two hoursはS+V+Measure Complement
