詳細な実態がわからない日本の99%の大学の教員の質・Ph.D率 | 世界一役立つアメリカの大学進学情報

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日本の受験産業の罠を抜け出しAGI時代へ備えよ。量子科学・人工知能の分野をアメリカの大学で専攻するための羅針盤

日本の大学の受験競争が如何に馬鹿げているか。

 

私自身が調べれば、ある程度は判明しますが、1000名〜2000名ほどの教員がいる私立大学のデータを逐一調べる事がどれほど大変か、そしてどれほどアホらしいか。更には、大学の恥晒しになるようなデータをブログで書き連ねて大勢の人を不快にさせる事が如何に虚しいか・・・・。

 

アメリカの「文化」として、Ph.Dの学位を持たない者を教授などに迎え入れることは、特殊な場合を除いて、あり得ないのでPh.D率は95~100%だと生成AI Claudeに呆れた口調で回答されました。面白いのはClaudeが怒りの感情すら吐露した点です。生成AIが感情を持ち始めたのかもしれません。しかし、生成AIで確認しようとするとデータを集計する事が困難なようです。

 

アメリカの場合

     
カテゴリ 推計PhD率 根拠
Tenure Track/Tenured 98-100% 採用要件で必須
Non-Tenure Line (Research) 95-98% 研究職は実質必須
Lecturers 70-85% 一部実務家含む
全体平均 95%以上 -

 

下記は日本の主要な大学の「教員のPh,Dの学位保有率」の推計値です。あくまで生成AIClaudeによる「推計値」です。なぜ、推計値か?

 

大学のホームページでは、各教員のプロフィールが統一されたフォーマットで記述されていない、保有する学位の説明が不統一である、特に「欧米ではPh.Dの定義に含まれない者」がPh.Dの学位を保有しているとみなされている場合がある、教員の詳細なオリジナルのデータベースには生成AIがアクセスできない、などです。 そして現時点でのClaudeは、そもそも「大量の並列アクセスが不可能 、 ページ構造の不統一への対応が困難 、曖昧表現の解釈に限界があるからです。

 

文科省が整然としたデータを公開しない限り、永遠に日本の99%の大学の教員が保有する学位の情報、ひいては「教員のPh,Dの学位保有率」は闇の中です。これが日本の圧倒的多数の大学の実態です。

 

汎用的な人工知能と量子コンピューターが実現するであろう2030年以降を生き残るには、生き残るために必要な能力を大学生の時点で獲得しておく必要があります。ところが日本の99%の大学はPh.D率が75%に達しない恐れが高く、従って、学生にその能力を授ける能力そのものがない可能性が高いのです。

 

 

代表的大学の推定値

大学 公称 実質推計
東京大学 95% 75-85%
京都大学 94% 70-80%
東京工業大学 97% 85-95%

 

東大の推定値

学部系統 推計PhD率
理学・工学 90-95%
医学・薬学 85-90%
農学・理系 85-90%
法学・文学 60-70%
経済・教養 65-75%