生成AIの進歩は目覚ましい。2025年春にはまだ使い物にならなかったが、2025年9月現在「なくてはならないもの」に変貌した。
私は英文法の学習に生成AIを活用しているが、その事を身をもって感じている。生成AIは更に進化するだろう。おそらく2027年には教育分野でパラダイムシフトが起き日本の教育システムは壊滅的な打撃を受けるはずだ。学校、大学、塾、予備校の存在理由がなくなるからだ。大学はサイエンスに特化した大学だけが残り、後は消滅する。
従って、2027年以降に大学に進学する予定の人たちは進学する大学が日本には10校程度しか存在しなくなる可能性がある、ということを前提とした対策を考えるべきだ。今ですらTimes Higher Educationの世界ランキン100位に入っている日本の大学は2校しかないので10校も残らないかもしれない。そして、それらの10校が従来型の入試を実施するとは到底思えない。おそらく今のアメリカがやっているようなホリスティックな選抜をするだろう。
財政的、制度的な観点から言えばアメリカのトップレベルの大学は100校程度は生き残るはずだ。それらが、どういう形態で生き残るかは断定できないが古代ギリシャのソクラテスやプラトンの時代のような知的空間とAIあるいは量子コンピューター、生命科学などのサイエンス分野に特化した場になるだろう。
従って、日本からアメリカの名門大学に進学する事を前提とした対策をとっておくのは極めて合理的なのだ。生成AIで自動翻訳が普及していることが確実だとは言えアメリカの大学はTOEFLとSATは提出するよう求めると思うので、この2つの対策をした方が良い。同時に学費は全額自己負担できるよう手を打っておくべきだ。奨学金を探しまわる時間と労力は無駄になる。自力で総額4千万円を捻出するには、どうすれば良いか?を考えるべきなのだ。