to doもdoingもof doingも役割は同じ | アメリカのトップ大学進学と英文法

アメリカのトップ大学進学と英文法

生成AIと量子コンピューターの時代に99%の日本の大学は対応できない。そんな日本の大学に進学しても時間を浪費するだけだ!最新の英文法(CGEL)を習得してアメリカのトップ大学に進学せよ!

次の3つの文を見てください。下線部の役割はすべて同じです。

She has the ability to understand complex ideas.

He had difficulty finding the place.

He faced the risk of losing his job.

質問1)

学校文法では 1) の to understand を「不定詞の形容詞的用法」と説明しますが、では 2) の finding や 3) の of losing はどう説明するのでしょうか?

 答え:1〜3はいずれも名詞の補語 (complement of the noun) です。



質問2)

次のように書き換えることは可能でしょうか?

✖ She has the ability understanding complex ideas.

✖ He had difficulty to find the place.

✖ He faced the risk to lose his job.

答え:書き換えは不可 です。



なぜ書き換えられないのでしょうか?
それは、名詞ごとにどの形式のcomplementを取るかが決まっているからです。

ability → complementは to-infinitive

difficulty → complementは -ing

risk → complementは of + -ing

このように、各名詞には対応する「complementのパターン」があります。だから「全部 to do に統一できる」と考えてはいけません。

 

(ポイント)

1)不定詞が形容詞になることはない
2)どの名詞がどの形式のcomplementを取るか が決まっている

    (ability には to-infinitive、difficulty には -ing、risk には of + -ing)