多くの日本の大学は世界標準を満たしていない。その大学に毎年50万人以上の日本の高校生が押し寄せる。世界標準を満たしていないような愚劣な大学であるにもかかわらずだ。
世界標準とはthe Arts. MBA などのごく一部の例外を除き「博士号を持っている者だけが大学教員になれる」だ。
日本の大学全体での「大学教員の博士号取得者の割合」は闇に覆われている、
その闇とは「博士には,単位取得満期退学を含む」という点だ。
文科省が公表しているデータには博士号を取得していない「単位取得満期退学者」が博士の学位保持者として含まれているのである。
一般の国民は、その点について無頓着なので文科省は、それにつけ入っているのである。すなわち、国民をバカにして欺いているのである
単位取得満期退学者は博士号の学位を持っていないのだから、少なくとも先進国では博士とは呼ばないし博士でないものは先進国では通常は大学教員にはなれない。
そこまで下駄を履かせても日本全体では大学学部教員の博士の割合は40.8%しかない。多分、発展途上国より低い異常値だ。
These days colleges and universities expect all professors to have Ph.d. degrees.
There are a few exceptions:
- MFA degrees may be adequate for the Arts. MBA degrees may be OK for some business schools.
- Adjunct faculty might have only Masters degrees.
- Some community colleges may allow Masters degree holders to join the faculty.
Swarthmore Collegeはホームページに下記のような記述がある
173 full-time tenure and tenure-track faculty, 100% of full-time faculty have a terminal degree in their field
英語の文法をちゃんと勉強していないとa terminal degreeのterminalの品詞は名詞ではなくadjectiveだと、咄嗟に思いつかないに違いない。
Carleton Collegeの場合は
97% of our faculty hold the highest degree in their field
Stanfordの場合は
99% hold the highest degree in their field
日本の大学で堂々と、こういう数字をホームページに公開しているところが果たしてあるだろうか?
暇な方は、一度ご自分で調べてみたらいい。深い絶望感に陥るだろう。