Youtubeでは灘や東大に入ったものの落ちこぼれた人たちが自虐動画を撒き散らしている。良く言えば夏目 漱石の時代の東大中退「落ちこぼれ」の正岡 子規の様であるし1960年代吹き荒れたフランクフルト学派のマルクーゼの新左翼イデオロギーに傾倒し「道を踏み外した」であろう東大物理の俊英山本 義隆の様でもある。良く言えばである。
だが、実際は、単なるアホばかだ。そして、いかにももったいない。
そして、灘、東大の落ちこぼれだけでなく、この日本には掃いて捨てるほどの「かっては優秀だった」落ちこぼれが数万、数十万人いや数百万人はいるのではないか。
全ては日本の教育システムが間違っているからだ。
何が間違っているか？
マクロ的には、我が身の安寧のため、自己実現の為だけが目的であるとの思想に基づいたシステムだからだ。世の為、人の為、親のため、国の為に自分の才能、能力を活かすという発想がない。
ミクロ的には日本の大学が学部入試だからだ。東大というブランドを身に付けたいがために本当は入りたくもない学部に入りやりたくもない分野の勉強を強いられるからだ。また中学、高校では受験対策しかやらないからだ。
日本の教育システムを変えることは、日本国憲法を破棄しない限りできない。即ち1945年から2024年の日本の政治、教育を全否定しない限り変えることなど不可能なのだ。
不可能だからと言って、傍観している限り、道は開けない。どうすればいいか？
中学受験をやめ、東大を目指すことをやめてしまえばいいのである。やめてどうするのか？
8歳からイギリスの私立全寮制小学校に入学する。中３からアメリカの私立全寮制Pre Schoolに入学する。大学はアメリカの大学に進学するのである。但し、これが実現できるのは「年収２千万以上」でなければ不可能だ。
それもこれも円安のせいだ。１ドル70円のレベルにすればサラアリーマンでもできないことはない。だが、政治、経済をなんとかしようにも、東京都知事選の結果を見る限り、今の日本人には不可能だ。
99%の日本人は、従って日本の教育システムに依存せざるを得ない。そうこうしている間に、上記のような「かっては優秀だった」落ちこぼれが何十万、何百万人も量産され続けられ、気がつけば会社の上司は全て外国人となり日本人は奴隷と化すのである。
この暗い未来を打破できるのは、英米に留学できる経済的力がある日本の高所得層の子弟しかいないのである。