ちょいと遠出することがあり、旧友のD君を呼び出して飲みました。

その店でもやっぱり、お約束。「東北支援フェア

で、D君も早速、宮城の地酒を。
「おおっ、わかってるやん」と言った後で、D君から思わぬ一言、

「さすがにこれは難しいでしょ。」と福島の地酒のことを言いました。

僕は、思わず「へっ、なんで?」
と、最初、彼が何を言ってるか判りませんでした。

数秒後、「ええっ、ひょっとして原発?」
んんん~。彼が悪い訳ではないんですが、やっぱりこれが今の世間一般の感覚なのかと驚きました。

僕ですか?
もちろん。「んなわけないがな。」「俺はこれいくで!」
と、迷わずその福島の地酒を指名で注文しました。
(不覚にも酩酊したため銘柄を覚えてません。)

それにしても、丹精こめてお酒を造られた方々の無念はいかばかりか。

話は飛びますが、酪農家の方がお亡くなりになられたというニュースがありました。
計画避難地域に入ってないので補償は出ない、でも出荷制限。

「おいおい、政府は何をしとんねん。ええ加減にしたれよ!」

と何時になく、熱くなってしまいました。

僕自身は宮城も岩手も応援してますが、こうなったら
「ぶっとばせ、風評被害!」をスローガンに、食に関しては徹底的に福島を応援するか。
という気になります。

地震・津波は天災ですが、原発問題は明らかに人災でしょう。

「国民の生命を守る以上に、情報を隠蔽してまで守らないといけないものは何なのか」

起こってしまった事故はしょうがないとしても、今、この時点でもできることはいくらでもあるでしょう。

と、個人で吼えていても何の解決にもなりません。

福島の皆さんに提案ですが、言われ無き風評被害に対する自衛策として、
不本意でしょうが、線量計などで商品の放射線の数値をきちんと測定し、
放射線量マイクロシーベルト確認済み!
とラベルを貼って堂々と出荷されてはどうでしょう?
































ほとんど自分の頭の整理で、見ている人なんかいないだろうという前提でやっているブログですが、
Voyageさんとおっしゃる奇特な読者のかたからコメントを頂きました。

タイトル「情けないですが(泣)」と題し、
「大それたことはできませんが、僕でもすぐに出来ることってありますか?
 募金〔少額〕くらいしかしたことがないです。」

とのこと。

返信欄では字数制限もあり、ちゃんとお答えできなかったので、あらためて。

全然、情けないなんてことないですよ。
こういうコメントを頂けると、僕も、うれしいです。

「何か自分にもできることはないか?」

やっぱり、これが原点だと思います。
困っている人のことに思いをおよばせる、まずはその時点で素晴らしいことだと思います。

その上で、

僕も大したことはできません。すごいことをしてるわけでもないです。

すごい活動をしている人と張り合って、勝った負けたと競っている訳でもありません。

みんなそれぞれが、自分のできる身の丈にあったことをやればいいと思います。

「自分には大したことができない、だからやめとこう」と止めてしまうか、
「この程度だけど、大したことないし気軽にやっとくか」ということが
 積もり積もるのとは大違いです。
少なくとも僕はそう思っています。

他者の批判をするつもりはないですが、
2千数百億円が集まった日赤の義援金は、まだ3分の1しか配られておらず、
あとはプールされたままとか。
内部の詳しい事情は知りませんが、海外も含め、多くの人々の善意がたなざらしのままになっています。

そんなことと比べる必要は全くありませんが、
小さくてもご自身のできることをやろうとされるのは立派だと思います。

頂いたご質問の答えになっていなかったので、あらためて回答させていただきます。
「すぐにできること。」

1.募金。募金も十分役に立ってます。
 個人的な意見ですが、使い道、支援先が明確な団体に募金することをお勧めします。

2.金額にもよりますが、僕がいつも利用しているのが、
 文部科学省の「子どもの学び支援ポータルサイト」です。
  http://manabishien.mext.go.jp/
 (子供たちへの支援に特化しているため)
 内容によっては1、2万円程度で実現可能な要請もあります。
 一度、ご覧頂いて、手に負える範囲の内容でしたら、
 現地の先生とコンタクトをとられてみてはいかがでしょうか?

3.飲食店をやられているとのこと、
 店頭で募金箱をおいてみるとか、震災支援メニューとか、震災応援イベントとかを
 企画されて、売り上げの一部を支援に充当するといったことも有りだと思います。

 実際、我々の団体の支援資金の一部は、会員の知人でアメリカでスポーツバーを経営する方が、チャリティイベントをして資金を集め日本に送って下さったものです。

独自にやられても結構ですし、もし日中に学校とのやりとりをする余裕がないということでしたら、お気軽にご相談ください。
我々の団体で引き取らせて頂いて、現地のコンタクトや物資の手配を引き受けるということも検討させて頂きます。

どなたがやってもいい。要するにみんなの善意がどういう形にせよ、困っている人の役に立つ
こういう流れが一つでも二つでも広がっていくことが私の目指すところです。








支援第一号でホワイトボード、プリンターを支援させて頂いた福島県の高校の教頭先生から
ご丁寧なお礼のご挨拶と授業風景の画像をメールで頂戴しました。

まだまだ皆様、避難生活で大変な状況が続いておられる中、私どものことを気に掛けて学校の様子を送って下さいました。有難うございます。

こうした皆様が元気に頑張っておられるお姿を拝見させて頂きますと、海外を含め義援金を支援して頂いた方への説明に加え、支援活動に携わる会員の励みになります。

生徒さん達はもちろんですが、先生方もご無理をなさらないようにして欲しいです。

一日も早い原発事故の収束が望まれます。

先日T山さんに長靴を送っていただいた学校の教頭先生からお礼のメールがあり、添付ファイルで
子供達の笑顔の画像を頂戴しました。

本当に喜んで頂けたようで、
これなら梅雨になっても大丈夫だ」という感想と

”あいにく”好天のため、「真新しい長靴を手にした子供たちが早く履いてみたそうな顔をしていました。」というコメントを頂きました。

生徒さんたちの笑顔を拝見させて頂くと、僕達も本当に嬉しいです。

現地はまだまだ大変な状況なのに、笑顔で頑張っておられるんだと思うと
本当に些細なことですが、できるだけの応援をさせて頂きたいという思いを強くした次第です。

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(プライバシーの観点から画像掲載は控えさせて頂きます。)
支援番号が前後していますが、最近だんだん数え方が判らなくなってきています。
(受付ベースか、実施済ベースか、はたまた実施報告があったベースか・・・。)

という話を Facebookの会員サイトに書いたら、T副会長から
数え方が判らなくなるくらい継続性があるっていうのはいいこと
と、非常に前向きなコメントを頂きました。

「確かに!」

私は根がサラリーマンなもんですから、ついつい進捗管理表を作って、
採番して案件ごとの進捗管理をしてしまうのですが、
どれが第何号であろうと、どうでもいいと言えばどうでもいい話です。

さて、そんな中、会員のKさんに対応して頂いていた宮城県の小学校からの支援要請、スリッパ200足です。
学校が避難所となっているため、学校の備品をそちらに回しているとのこと。

Kさんが、先方の学校名と、「絆 ○○○○(当クラブ名)」を入れて送ったところ、先方の先生よりお礼の電話があり、
「明日、皇太子ご夫妻お見舞いに来られるので間に合って良かった
とのこと。

なんと、我々の団体の送ったスリッパを皇太子ご夫妻もご着用されるとは。

ニュースの映像でご夫妻の足元に思わず目が釘付けになってしまいました。

いつもながら、直接何か凄いことをやっているわけでは有りませんが、
ニュース等で採り上げられると、リアルタイムで現実に関わっているんだとあらためて実感します。

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(6/7 訂正)
本日、Kさんが現地の教育長さんに確認したところ、
「準備はしたのだけれど、残念ながら皇太子ご夫妻は宮内庁御用達の履物を持参された」とのことでした。