やる気を育てるのに大切な「周囲からの働きかけ」「環境整備」を考えるときに、受けとめる側の子どもの個性をどうとらえたらいいでしょうか。
子どもの性格について、3回に分けて考えてみたいと思います。

性格とは、生まれもった気質に、環境から影響で後天的に学習された要素が結びついてできています。
生まれつきの気質は、3種類といわれています。

・活動的でじっとしていられないタイプ
・のんびりおっとりマイペースなタイプ
・環境の変化に敏感な神経質タイプ

この気質に、環境つまり養育者からの働きかけや、家族、社会とのつながりによって本人が選択してきたものが性格です。
生まれつき決まっている要素はそんなに多くなく、基本的な性格も、育児によっていかようにでも変わるということでもあります。

よくできたこと・大人にとって嬉しいこと(=属する社会から受け入れられやすいこと)は褒められ強化されていきますし、反対に望ましくない行動は徐々に減っていきます。
赤ちゃんの時にのんびり、マイペースだった子も、大人になって積極的でパワフルな人物になることも十分にあり得ますし、逆も然りです。
その意味で、どの子も環境次第、働きかけ次第で伸びていくことは間違いありません。
そして、子どもの「今」を大事に、肯定的に受容することは、子どもの性格と関係なく重要です。

ただ、子ども時代は気質の影響を大きく受けていますので、効果のある働きかけ方はタイプによって異なると思われます。
次回は、具体的なタイプ別の働きかけについて述べていきます。
お楽しみに♪
やる気のある子に育ってほしい。
こんな思いは親であればみんながお持ちだと思います。
公文のプリントも、毎日自分からやってくれたらこんなに嬉しいことはありませんよね。
今日は、やる気(=モチベーション)について、当たり前なようでいて前提になる公式についてお話しします。

大人の世界では、

やる気 × 能力 = 成果

この公式が疑問の余地もないくらい浸透しています。
掛け算であることが公式のミソで、やる気がゼロであれば能力があったとしても成果は出ないというわけですね。

これを子どもに当てはめてみましょう。

やる気 × 能力 = 成長

子どもは、放っておいてもいろいろなことを体験し、吸収し、成長していきます。
つまり、子どもはどんなふうに見えたとしてもやる気がゼロということはないのです。生まれながらに「やる気の芽」を持っているのですね。

このやる気の芽を、枯らさずに育て、できることならぐんぐん大きくするのが私たち大人の役目です。
すると、その子の成長は驚異的に加速します。

「世に伯楽あり、然る後に千里の馬あり」
こんな言葉がありますが、私は子どもはみんな千里の馬だと思います。
私たち大人が伯楽になって、子どものやる気を見つけてあげれば、みんながどこまでも伸びていくのです。
ご一緒に伯楽を目指しましょう♪
公文式では、どんな子どもも自学自習ができるような工夫が教材や学習ツールの至るところにちりばめられています。
自学自習の言葉に表れているように、「主体性」にとても重きを置いているためです。

勉強も、生活習慣も、大人になってからの仕事もそうですが、周囲から「やらされている」うちは本人の身についたとはいえませんし、やる気もなかなか出せません。
けれど、「やらされている」状態は楽なので、そこから抜け出てもらうには本人にも、周りにも少し覚悟が要ります。
本当は、親のための勉強ではなくて、本人が自分のためにやっているのが勉強です。
そこをはっきりと、わかるまで、伝え続けることは意外と大事だと思います。
「あなたが勉強楽しいと思えるように、ママも一緒に工夫する。でも、やるって決めるのはあなたよ」
あくまで、「親はお手伝い」という立場を死守しましょう。

勉強がつまらないという子には、あるいは乗らない気分の時は、
「どうしたら勉強って楽しくなると思う?」
とオープンクエスチョンで本人に考えさせるというのもよい方法です!

最初はわからなくってもいいので、とにかく自分で「やる」と言葉に出すことを習慣づけてみましょう。
たとえば、「朝早く起きてやる? それとも夕飯のあとにやる? どっちでも好きなように決めていいよ」と、
好きなようにと言いつつ実は強制2択で「いつ、やる」ということを言葉に出させてしまうのもありです。

さらに「約束ね。自分でやるって決めたことだから、がんばって守ろうね」と指きりして、守れるように家じゅうで協力する体制をつくります。
「やる」と言ったことを守れたら、大いに褒めてあげてください。
守れなかったらどうするか?

約束を破ったことを責めたくなってしまいますが大人はぐっと我慢です。
責めたり叱ったりするのは基本的にネガティブスイッチを入れてしまい「勉強しないと怒られる、勉強=つらいもの」になってしまうので、最後の最後までとっておくほうがベターです。

日々の宿題を「黙ってても自分からやる」という習慣にしてしまうまでは、
約束が守れなくてもなるたけ責めずに、残念な気持ちを共有することができたらいいと思います。
どうしてできなかったか、どうしたら守れるかを一緒に考えてあげられたら素敵ですね☆