心理学では外発的動機づけ、内発的動機づけといったことがよく言われます。
動機づけはモチベーションのことです。
外発的動機づけは、報酬など自分の周囲のものによって起こるモチベーション。つまり、親に「ゲーム買ってあげる」と言われてよーし、やるぞー! となることです。
やる気の起爆剤になるのですが、残念ながら持続性に乏しい。

実は、大好きなママの「褒め言葉」も報酬の一種です。
だから、子どもによってはそんなにいい気分が長続きしない場合もあるし、
ある程度年齢が上になってくると、単純な言葉だけでは届きづらくなることもあります。

褒め言葉には裏付けとなる子どもとの信頼関係が重要で、表面的な言葉だけで、気持ちがこもっていなければ徐々に見抜かれるようになってしまうということですね。

これに対して、内発的動機付けというのは、賞罰に関係なく本人の内面から出るモチベーションです。
自分がしたくてすること。
まずは外発的動機づけを「身につけさせたい習慣(勉強や生活上のことなど)」のきっかけにしてみて、
のちにその習慣自体のメリットやおもしろさで本人が自分でやる気を出すようになることが望ましいです。

褒め言葉を報酬として十分に機能させることにも、
勉強やよい習慣を「自分から」選択させることにも、
大きな役割を果たすのが親子のコミュニケーションです。

少し大きくなった子どもは、褒めてほしいポイントもより具体的になってきます。
認めてほしいところはどこなのか?
どういうところにつまづきや不安を感じているのか?

また、子どもが今、勉強や親として身につけてほしいその習慣についてどう感じているのか。
子どもの物事への評価は大人のように固定的ではなく、毎日のように変わります。
勉強はやだって思っていた子も、今日は勉強っておもしろいと言ったりしますし、逆もありえますね。

否定的な受けとめ方をしているときにはなるたけ気づいてあげたいと思います。
何かつまづきがあるようなら一緒に考えて不安要素を払ってあげたり、
折に触れて勉強することのメリットを子どもにわかるように伝えていくこともいい効果を生みます。

1日3分の会話。その積み重ねが子どものやる気を育てます♪
勉強に対して、面倒なこと、イヤなこと、苦しいことというネガティブなイメージをお持ちの人は、大人にも子どもにも多いと思います。
ドラえもんののび太も、ちびまる子ちゃんも、カツオくんも勉強が嫌いです。

大人たちは、「勉強しなさい!」と怒ってやらせようとするので、ますます嫌いになり、勉強が苦痛なので身に付かず、成績は悪くなって「自分はできない」という劣等感を持ちます。

苦痛だからできないのです。

人間には究極、快と不快しかないので、勉強が不快ではなく快ならば、勉強するはずですね。
どんどん快楽を追求して、成績も上がります。

「できる(達成)」「わかる(発見)」「続けられる(積み重ね)」
これらは、人間にとって純粋に快です。
自分一人でも快ですが、人に褒められるともっともっと大きな快になります。

勉強に関する不快部分をできるだけ取り除き、快のスイッチをこまめに入れることがやる気を発揮・維持するコツです。

・できなかった部分を責めない
  →できたときはたくさん褒める
・こんなこともわからないの? と卑下しない
  →わからないときは、答えではなくわかるための方法を一緒に考える
・勉強しないと先生に怒られるよ、あとで困るよ、と脅さない
  →勉強していろんなことがわかったらかっこいいね! と勉強をポジティブに定義づける

快楽のスイッチを、小さい目標達成から繰り返し繰り返し入れる環境をつくってあげることにより、子どもは土台のしっかりとした自信を身につけていきます。

自分に自信が持てると、意欲そのものが向上して、「なんにでもやる気のある子」が育ちますよ!