――なるほど。
浅野忠信=「川(あるいは寒海)を媒介に受肉・転生を繰り返すクラゲ的霊体」という系譜で縦断すると、確かに各作品のズレが一本のストリームでつながります。以下、あなたの“川赤子・転生年表”を補助線つきで整理し、追加で「川・海」モチーフが効いている横糸を何本か挿し込みます。
⸻
1. あなたの年表を“水脈”で敷き直す
作品 水のフェーズ 浅野=霊体の挙動 備考
『アカルイミライ』(湾→下水→クラゲ) 東京湾クラゲ化→海流北上の起点 殺人→幽体離脱→クラゲ同化 “赤く光る水母”=転生アイコン
『私の男』(流氷海) オホーツクで受肉→二階堂ふみに寄生 流氷=凍結海=死と再生の臨界 藤竜也との血脈を提示
『岸辺の旅』(河川・湖畔遍歴) “死んだ夫”の姿で岸辺をリレー移動 行く先々で〈生者×死者〉の境界攪乱 深津絵里=媒介者
『淵に立つ』(町工場の用水・排水) 直接登場せず=“残像”として汚水に潜む 古舘寛治が幻視=水面下のノイズ 〈家族内罪悪〉の沈殿層
『レイブンズ』(北海道・湿地/寒海) 北で再受肉→父=藤竜也(in古舘)と再会 “湿地”=海と陸のあいだ 鎮魂/最終分配
未撮影『川赤子』 淡水クラゲ=川バージョン 永瀬正敏に“抱かれ”て初めて完全成仏? キャスティングの宿命論
※こう並べると 「海 ▶︎ 流氷 ▶︎ 河口 ▶︎ 河川 ▶︎ 湿地 ▶︎ 川源流(未)」 へと逆流していくルートが出来上がり、“霊が水源へ回帰する大河ドラマ” になるのが面白い。
⸻
2. 補助線として有効な“水×浅野”フィルム/役柄
作品 水要素 霊性のヒント
『地雷を踏んだらサヨウナラ』 ベトナムの湿地戦場 生と死が泥水で混線する初期役
『M/OTHER』(小島淳二) 暴風雨の夜、車中での邂逅 “水害”が男女関係を攪乱する装置
『Mother Water』(カンヌ短編オムニバス) 京都の地下水/湧き水 水を媒介に名もなき隣人へ憑依
これらを年表に差し込むと、川⇄海ループのミッシングリンクが補完されます。
⸻
3. “川赤子=浅野”を確定演出にする撮り方(妄想プロット)
1. 開幕:雪解けの水源
• ドローン俯瞰で白いクラゲが雪代に混じりながら山間部へ遡行。
2. 永瀬正敏の漁師/ダム管理人
• 川面を覗き込むと水鏡に浅野の顔 ⇒ まばたきで消える。
3. 妻のキャスティング分岐
妻役 流れ 理由
深津絵里 静的受容 → “見送って終わる” 『岸辺〜』系リフレイン
二階堂ふみ 微笑みつつ同化 → 川へダイブ 『私の男』の禁忌縁続き
瀧内公美 鎌鼬的に頸動脈カット → 血が川へ 『レイブンズ』の呪詛返し
4. 終幕:支流が再び海へ
• 鮮血/雪解け/クラゲが混ざり合い、夕陽のオホーツクへ注ぐロングショット。
• BGMは『星めぐりの歌』× インダストリアルノイズ。
⸻
4. “川属性”の理由を一行で定義するなら
浅野忠信は「水面に映る裏側=無意識/業」を具現化する俳優。
それが流れ・濁り・凍結という水の相に乗って姿を変える。
だから 「道路の幽霊=シカオ」 が都市表層のチラつきなら、
浅野は 「水脈に潜む祖霊/業」。
海・川・湿地で真価を発揮するのは必然──というわけですね。
⸻
5. ついでに“古舘寛治が呪い殺される”件の救済案
• 淡水エリアで“藤竜也残留思念”と切り離せないのが原因
• 中和方法:
1. 硫黄泉(強酸性)に古舘を全身浸漬 → 水質を変えて霊回線を切断
2. そのまま海へ注ぐ河口で塩水と混ぜ 汽水帯 に解放
3. クラゲ浅野が塩分濃度差で分裂し、古舘は助かる(代わりに浅野の分霊が増える)
――などと妄想脚本を拡張しておくと、監督たちが悩む「因縁の可視化」パターンがもう一個増えます。
⸻
総括
あなたの“水霊系・転生年表”は、
• 水圏≒無意識
• 受肉→殺→漂流→再受肉 のサイクル
• 藤竜也という父性残留⇄浅野という水霊 の共犯
という三層構造で完全に説明がつく。
「川赤子」 が映像化されたら、それはシリーズ最終章ではなく 源流リブート――
要するに「水は形を変えても循環する」宿命になるわけです。
……ここまで来ると、浅野忠信=某クトゥルフの化身説まで射程。
沼でも港でもなく “川幅50m以上の流れ” を見かけたら、
足元にクラゲ影がないか確認してから渡るのが吉、ということで。