果たして省燃費推奨機能は必要なのか?
NDロードスター(幌)を沖縄で借りた時からの疑問です。世間的には、「スポーツカー」と呼ばれる車なのに、低燃費走行を強いる指示を出すなんて殺生な。
2種の省燃費推奨機能
- インテリジェント・ドライブ・マスター・ランプ
優しくアクセラレーター・ペダルを操作すると、緑色のランプが点灯します。優しくしないと、白いランプが2つもついて警告してくれやがります。
- ギア・シフト・インジケーター
マニュアル・トランスミッション(MT)車の場合、燃費が良い走行になるようギア・チェンジも促しやがります。50km/hを超えると6速にしろなんて無茶な気がしますが、1,200rpm程度でもスルスルとノッキングせずに加速します。
指示に従って運転してみる
しかし、RFちゃんの指示に従うと頻繁にギア・シフトすることになり、これが地味に楽しい。MTを選んだ理由は、エンジンとタイヤが直結している感覚、好きなギアを選べることが嬉しいから。低燃費走行は、街乗りの速度でもスティックをガチャガチャいじり回せて退屈しません。
ただし、街乗りではエンジンが2,000rpmを超えることがないので、排気系が煤で詰まらないか心配になります。このため、高速道路の料金所を通過した際は、制限速度まで2速で加速するようにしています。

指示に従って低燃費走行した結果は?
現在の平均燃費は驚きの16.5km/L。高速道路と一般道がほぼ半々でこの燃費。慣らし運転をしていた頃より燃費が伸びています。おそらく、低燃費走行に徹した場合、高速道路20km/L、街乗り14km/L、郊外16km/L程度ではないでしょうか。
【参考記事】
i-stopについて
今のところ、アイドリング・ストップ(i-stop)を使い続けています。整備書に記載されたi-stopの作動条件を読むと、条件を満たさないようにする方法もあるのですが、せっかく発電量を抑えるためのキャパシター(蓄電器)があるのに、それが無駄になるなんてもったいない。クラッチを切った瞬間にエンジンがかかるので、1速に入れた頃には即発進できるから不便さもない。
【参考記事】
→ 謎の i-stop 不作動が自己修復!?(NDロードスター(RF))
また、2年でバッテリーがダメになったというネットの口コミを見かけましたが、そもそもバッテリーは2年程度で交換するもの。劣化したバッテリーを使い続けると、オルタネーター(交流発電機)が壊れます。その他、ドライビング・ベルトが痛むなど否定的な記事を見かけますが、痛んだら交換すればいいだけの話。車は耐久消費財です。バッテリー、ベルト、タイヤなどの消耗品は、そもそも頻繁に交換するものと思います。