シネマトグラフの不親切な説明書。 -91ページ目

兵法よりも士気こそ極意なり。

顔合わせも含め、初回打合せが行われた。

遅れる者もいれば、雑談に走る者もいる。


始まりは監督さんの言葉から始まった。

新カメラ購入し、最新の技術を自慢げに話す。


そして監督さんの言葉が次々と畳み掛ける。

役者募集をして、某有名プロダクションから声がかかったと。

役者を紹介され、是非ともお願いしますと連絡が来たと。

大手だろうと、ちゃんと面接に来てもらうアポを取得したと。


集まったスタッフ達は「おおぉー!」と声をあげ驚く。

監督さんの言葉がこの作品の価値を上げていき、スタッフ達の瞳を活気づかせる!!


そう、自主映画の監督は打合せから既に『演出』が始まっている!!


無償で付き合ってくれるスタッフ一同をお金よりもはるかに難しい、信頼や情熱で繋がりを作りあげていく。


なので、ある意味自主映画監督は自分をいい意味で騙し、スタッフ一同も騙して作り上げていく。

そこで挫折していく自主映画監督を僕は、何人も見てきた。


人を動かすってホント大変…常に感じます。


まぁ、もちろんお金があれば、スタッフ雇いますよ。楽だし…。