春らしくなった。
妻の友人が1年ぶりに泊りがけでやって来たので、我が家の梅林に行ってみた。
2週間前、雪の被害で根元から折れてしまった梅の大木を伐採して片付けた時には気付かなかったが、春は着実にやって来ていた。梅の花はほころび、ふきのとうがたくさん芽吹いていた。つい先日まで雪で閉ざされていて、まだ雪が残っている場所さえあるのに、急に春になったようだ。花粉も全開である。
あと2週間もすれば桜の花が咲き誇るのであろう。自分がうじうじと歩みを躊躇っていても、自然の営みは、確実に歩みを進めている。それは、驚くほどにしたたかでもあり、とても勇気付けられる事実でもある。
どんなに悲しいことがあっても、どんなに辛い事があっても、自然の営みは歩みを止めず、確実に時を刻んでいく。3年前に起こった悲しい事実は、決して消える事は無いけれど、私達がどんなに悲しんでいても、非情なまでに確実に過去へと押し流していく。
でも、決して忘れてはならない、いや、忘れることが出来ない。そして私たちは、この教訓を胸に深く刻んで、未来を目指す責任がある。
一日でも早く、東日本の人々に、東北の人々に、春がやってきて欲しいと願う。