尊敬する人 その3 小澤征爾氏 | 急行越前のブログ

急行越前のブログ

日々の生活で感じた事や趣味の事を書き綴っています。
不定期更新ですが、お時間があったらご笑覧ください。

「僕の音楽武者修行」という本を書いた方を御存知だろうか。

かの、指揮者:小澤征爾さんである。

小澤さんは20代のとき、貨物船に乗せてもらって渡欧し、いきなりブザンソン国際指揮者コンクールという世界的なコンクールで優勝し、その後、カラヤンやバーンスタイン、ミュンシュといった、巨匠指揮者に次々に師事した。
指揮者としてのキャリアは、名門ニューヨークフィルの副指揮者に始まり、トロント交響楽団やサンフランシスコ交響楽団の音楽監督を経て、名門ボストン交響楽団の音楽監督に就任したのが35歳の時。その後30年近くボストンのシェフを務め、その後ウィーン国立歌劇場の音楽監督へと華麗なる転身をする。
凄過ぎる。カッコよすぎる。尊敬せずには居られない。


でも、この輝かしいキャリアの裏には、小澤さんの血のにじむ様な努力と苦労が隠れている。小澤さんは、とにかく努力家である。しかも、苦労をいとわない。
極東の島国日本に生まれ、およそ西洋音楽と縁の無い文化に育った彼が、生まれた時から西洋音楽を聴いている音楽の都ウィーンの、しかも世界屈指と言われる歌劇場の音楽監督に就任するということが、いかにすごい事であるかは想像を絶する。


しかも、彼はこれを実験と言う。西洋音楽になじみの無い日本人が、音楽の本場でどこまでやっていけるか、彼は実験しているのだと。
そして、まだ実験の結果は出ていないと彼は言う。
でも、私が言うのもなんだが、この実験、大大大大成功だと思う。


そんな謙虚な小澤さんを、私は心から尊敬している。