ミニアルバム「The Only Garden」のリリースが来週水曜日、7/29に迫って参りました!

恒例の楽曲解説、どんどん続きを更新してゆきます。



今日は3曲目「アカシア」。

毎度注意書きをさせてもらうけど、

「曲をちゃんと聞くまでは何も情報入れたくない!」派はここでストップ!

ネタバレ防止の為に、じっくりCDを聴いてからこのブログを読みにきてね。



それでは、



本日も。



楽曲解説スタート!






「アカシア」

この曲は去年登場してからちょこちょこ演奏してきた曲だけど、

もっともっと前から演奏してきたような気になる、キャラの濃い子です。



この曲はなんと言っても、ジョウが演じる主人公の物語をじっくり楽しんでもらいたいな。

その為にライブでは「アカシア」の為に着替えてもらったり、

この曲の象徴になってきたハットをかぶっての演出であったり、

音以外の部分でも魅せてきました。

この主人公の「恋」の結末は、あなたにはどう映る?



最近の曲の中ではテンポもミディアムで、楽器の音数も少ないこの曲。

楽器隊は「音の間の空間をどう魅せるか」が大きな課題で、

同時にとても楽しく遊べる曲でもありました。

ギターもコードで隙間を潰したりしない。

シンプルに、でもニクいフレーズだけを弾きたくて、一番時間をかけたかも?



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この曲の私のフレーズは、メインギターのSnapperくんを全てフロントで、

ファズとオクターバーをずっとかけっぱなしで録ってます。

ソロの部分もフロントで、RCブースターを軽くかませておいて、

録った後PC上でワウやらなにやらかけて遊びました。



そしてこの人のための曲なんじゃないかってくらい弾いてくれている、猶人。

デモテープの段階でほとんどベースのフレーズが決まっていて、

最終的にはそれを活かして猶人が味付けをする形に落ち着きました。

ベースのフレーズって考えるの楽しい。笑

サビの頭でスライドするとかとても楽しい。笑

ベースが優先だったので、ギターはベースのフレーズの隙間をみて動く、っていうこれまた新鮮なアレンジでした。



そんなベースメインのアレンジだったので、

ドラムはとにかくシンプルに、一発入魂的な演奏でかなり短時間でベストテイクを録っておりました!

コロナ対策でベースと一緒に演奏できないやりにくさはあったと思うけれど、

ライブで回数やっていたからこそお互いが癖を想像し合えたのかも。



7/30の生配信ライブでももちろん演奏するので、

是非じっくり聴いて楽しんでほしい一曲です。



次回は3年越しの音源化、「selection」です。
ミニアルバム「The Only Garden」のリリースまで残り5日!

恒例の楽曲解説ブログをどんどん更新していきます!



第2回目は2曲目「I'm still not dead」。

「曲をちゃんと聞くまでは何も情報入れたくない!」派の人は、

ネタバレ防止のためここでストップ!

じっくりCDを聴いたらこのブログを読みにきてね!



それでは今回も、



始めます。



楽曲解説スタート!






「I'm still not dead」

この曲が登場したのは2017年のマンスリーワンマンの中だったかな。

最近は登場回数が少なかったけど、

メンバー内でずっと気になり続けていたこの曲。

今回の「The Only Garden」=私たちの唯一の場所、において、

乙魅サマのこの曲は外せないでしょ!と、華麗に再登場を果たしました。



実は、マンスリーワンマン「The Only Garden」の第2夜は、

この曲がライブの中心曲だったんだ。

この日のテーマは「絶望」。そう、まさに「I'm still not dead」。

ということは。

他の曲も実は、マンスリーワンマンの各ライブに対応した楽曲だったんだ。

中止になってしまったけど、ほとんどのセットリスト、内容テーマが決まってた。

だからライブを届けられない気持ちを音源に込めた。

まずはこの6曲を楽しんでもらい、いつか全ての条件が整った時、

計画していた全ての「The Only Garden」をきっと届けるからね。



さてこの曲のレコーディングは、exist†traceと長年一緒に音を作ってきた

サウンドプロデューサー成田さん、エンジニア山下さんと共に、

「ライブの時みたいにこうしたい」「ここはもっとこうしたい」、と

ライブを基準にスムーズに音を作っていけた印象です。



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こちらはベース録り真っ最中の猶人の後ろから。

今時アンプを鳴らしてレコーディングって実はかなり少なくなっているんだけど、

やっぱり弦楽器隊3人はアンプを鳴らしたくて、大きな大きなアンプを持ち込んで録りました。



私のメインフレーズは、Navigatorのレスポールタイプのギターと

マイアンプMarshall JVMで太めの音を作ってボトムを支えました。

ピッキングハーモニクスを交えてるフレーズはメインギターのSnapperで、

ギター→コンプ→フェイザー→歪み→ディレイ→オクターバー→アンプ→コンプ→スピーカー、と

PC上でもりもり音を作り込んでます。



Mallyは今回新たに派手なフィルを某所に入れ込んでいたので、

これは是非ともフルバージョンをお楽しみいただきたい!

ライブの光景が目に浮かんでくるよ。



ジョウは喉に負担をかけながらかなりカッコいい歌を録っておりました。

ジョウ本人がよく言っているんだけど、やっぱりmiko曲・乙魅曲で

メロディーの癖、歌詞の言い回しの違いがすごくあるようで、

今回は特に私でも「乙魅曲っぽい歌!」と感じるくらい、

乙魅サマらしさが全開に出ていていい感じ。

バラードが得意かと思いきや、こういう攻めた曲もグッときます乙魅サマ。



最終的に仕上がった歌詞を読んで、大きな意味では他の5曲と近いことを歌っているなと思ったし、

exist†traceは一つに束ねようとしなくても、

一番芯の部分が同じ、魂震える部分が皆一緒なんだなって感じたりもしたんだ。

ここ数年の色んなタイミングで生まれた曲たち。

その6曲がここに集った意味は、最初に思っていたよりどんどん大きくなってきているみたいだ。



それでは次回は、「アカシア」。

一転、ムード漂うあの曲を語ります。
久々のリリース、ミニアルバム「The Only Garden」が

いよいよ7/29にドロップ!

その前に恒例の楽曲解説を行います!



まず初回は1曲目「EXISTENCE」から。

毎回ここで注意を促しているけれど、

もし「曲をちゃんと聞くまでは何も情報入れたくない!」派の

人がいたらここで一旦読むのストップ!ネタバレがあるかもです。

そんな人はじっくりCDを聴いたらこのブログを読みにきてね!


それでは、



始めます。



楽曲解説スタート!






「EXISTENCE」

この曲は去年の年始にライブで登場して、

それから一気に私たちのライブの定番曲に駆け上がった曲。



何は無くともイントロのギター!

あのフレーズが生まれたからこの曲を形にしようと思ったんだ。

弾いていてすごく気持ちのいいフレーズだし、自分で弾きたい!っていうのもあったけど、

このフレーズを乙魅サマが弾いてる姿を想像したらカッコ良すぎて、

乙魅サマに贈呈したフレーズなんだ。

ライブでの弾き姿、大注目してね。



そしてレコーディング風景をちょっと紹介。

3密防止対策、検温、除菌を徹底して挑みました。



これはドラム録りをしているスタジオなんだけど、

Mally一人がいるブース(部屋)以外は全ての扉・窓が全開。

音漏れは相当すごかったと思うけれど、協力してくださったスタジオさん・

近隣の方に本当に感謝!



この曲実はライブでやっているものよりイントロが少し長くなったんだ。

私が最初に持ってきたデモの長さに戻したの。

その長くした部分をMallyは「どのシンバル使おうかなー」と

楽しそうにレコーディングしてました。



私のサウンドはESPのレスポールタイプとマイアンプMarshall JVMで音を作っています。

聞きどころはギターソロ!なんだけど、

このソロの部分は乙魅サマもメインテーマを弾いていて、

リズム隊も一気にビートが変わっていて、

耳が大渋滞を起こすポイントだと思う。笑

なのでここは是非何回も再生して、一人一人のフレーズを追って

聴いてもらえたらきっと面白いのでおすすめです。



そして歌。ライブの感じをそのまま閉じ込める感じになるかな、と思ったら、

ジョウの新たな歌声をこの曲で発見してしまったかも。

どの部分かは是非聴いてチェックしてほしいな。

やっぱりこれが完成、って音楽にはないからそこが楽しいよね。



ライブでも沢山演奏してきて、タイトルも「EXISTENCE」。

私たちの気持ちがこもった大切な曲。

この曲が生まれた詳しい経緯は今月30日発売のPlayerでも話しているんだけれど、

自分にとって曲を作ること自体がとてもしんどい時期に出来上がったのね。

でもライブを思って、そこで演奏する私たちを想像した時に、

どうしてもどうしても今この曲が必要なんだ、って

強く思えたからその「しんどさ」を超えられた。

「しんどさ」とも上手く付き合う方法を知れた、って感じかな。



これから紹介していく楽曲たちは、「生きてる」ってことを

強く強く歌っている曲が多いんだ。

それは自然に今の状況にマッチしてしまったところもあるし、

でも私たちが永遠に自分達に、そしてファンであるみんなに伝えたいことでもあるの。

この時代も、どんな時代も、一緒に生き抜いてやろう。

約束だよ。



それでは次回、「I'm still not dead」、乙魅サマの曲に迫ります。