416.Bobby Jean/Bruce Springsteen | メイン・ストリートのならず者season2

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ここ最近は、10月20日にリリースされた、ローリング・ストーンズのニュー・アルバム『Hackney Diamonds』をメインで繰り返し聴いているが、ボスことブルース・スプリングスティーンの1984年リリースのアルバム『Born In The U.S.A.』も、繰り返し聴いているアルバムのトップ10にはランクインする、かなりのお気に入りのアルバムだ。
こういう時、よく「レコードが擦り切れるまで聴き込んだ」という表現が使われるが、実際にレコードが擦り切れることはなかったのだが、それほど繰り返し聴いていた、ということだ。
ここの曲紹介でも「Dancing In The Dark」「Born In The U.S.A.」「Glory Days」の3曲を取り上げたが、今回は同アルバムからの4曲目となる「Bobby Jean」について書いてみたい。
アルバム収録曲全12曲のうち、7曲がシングルとしてもリリースされ(そして、その全てが全米トップ10ヒットとなった)たが、「Bobby Jean」はシングルとしてリリースされなかった曲の一つである。
 
一昨年の5月、煌めき☆アンフォレント(以下キラフォレ)現場で知り合い、誰よりも意気投合していた友がいた。
現場で一緒に盛り上がったのはもちろん、ライブの前後に一緒にご飯を食べたり、飲みに行ったりしたものだった。
数多くの仲間に愛されていたヤツのおかげで、僕にも数多くの仲間ができた。
だが、今年1月、キラフォレの無期限活動停止と同時にヤツの推しメンがアイドルを卒業したのを機に、ヤツは二度とアイドル現場に姿を見せなくなった。
「ヤツはアイドルとしての彼女を、真っ直ぐに推し続けていたんだな」
そんな潔さもヤツらしいと思いながら、いずれまた会えるという思いもあって、ヤツとはきっちりというか、別れの儀式(とでもいえばよいのか?)をしていなかった。
新たなグループでアイドル活動を続けている僕の推しメンのいる現場で、今でも時々思う。
「ヤツが現場にいたら、もっと楽しいだろうな」と。
そんな時の僕に、この曲の歌詞が響くのだ。
 
俺たちは同じ音楽が好きで
同じグループが好きで
同じ服が好きだった
互いに言い合ったよな
俺たちが一番ワイルドで
俺たちのようなのは見たことがないと
俺に打ち明けてほしかったな
君と話ができていたなら
たださよならと言うだけでも、ボビー・ジーン
 
男同士の友情について書かれたこの曲は、Eストリートバンドのギタリストのスティーヴ・ヴァン・ザントに、ブルースが贈った曲といわれている。
アルバム『Born In The U.S.A.』のレコーディング中に、スティーヴはバンドを去り、この曲のレコーディングの際には、スティーヴはもうバンドにいなかった。
(現在は再びバンドに戻っている)
自らのバンド活動もしていて、アレンジャーや俳優としても活躍していたスティーヴは、ブルースのバックバンドのギタリストという殻を破りたかったのだろう。
ブルースはスティーヴをバックバンドのメンバーとしてではなく、友情を感じていたからこそ、彼のバンドを離れる決断を、寂しさを感じながらも尊重したに違いない。
この曲を作った時には、ブルースはスティーヴがバンドを去ることがわかっていたのかもしれないな。
 
多分君はバスか電車に乗って
どこかを旅しているのだろう
ラジオが流れているどこかのモーテルの部屋で
俺がこの歌を歌うのを聴いているかもしれない
そしたらわかるだろう
俺が君のことを思っていて
君との距離を歯がゆく思っていることを
そして俺はもう一度最後に君に呼びかける
君の決心を変えるためにではなく
君のことを思っていることを伝えるために
元気でな、さよなら、ボビー・ジーン

 

 

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