僕が中学生の頃、好きな音楽を聴くのは、FMラジオが主流だった。
FMfanを買い、お目当ての番組情報とセットリストを確認し、お目当ての番組を聴きながらラジカセのポーズボタンを押した状態で録音ボタンを押し、お目当ての曲が流れる直前にポーズを解除する。
そうやってお目当ての曲を録音したカセットテープを、繰り返し聴く。
レコードを買うお金も無い中学生時代は、そうやって好きな音楽を収集していた。
今回は、そうやって好きな音楽を聴いていた時代によく流れていた曲から、故ポール・デイヴィスの「Cool Night」を取り上げる。
まだ夏の暑さは残っているものの、夜が涼しくなってきている今の時期に、聴きたくなってくる一曲だ。
(1981年リリースのアルバム『Cool Night』からの1stシングルとしてリリースされ、全米最高第11位を記録)
ポール・デイヴィスは、1977年のロング・ヒット(全米最高第7位)となり、映画「なんとなく、クリスタル」のテーマソングとして使用された「I Go Crazy」で知られる。
1970年代前半のポールの作品はカントリー色が強かったが、「I Go Crazy」やこの曲「Cool Night」をはじめとした1970年代後半から1980年代にかけては、A.O.R.としての楽曲が主流になっていた。
ポールの澄み切ったヴォーカルとこの曲の雰囲気そのものが、正に「Cool Night」といった感じで、曲のタイトルにピッタリ合っていた。
今夜こっちにおいでよ
こっちにおいで
クールな夜になりそうだから
暖炉の明かりでただ君を抱きしめさせて
もしそんな気にはなれないと思ったら
帰ってもかまわないから
暖炉の明かりで、ということは、もう少し寒い時期の歌なのかな?
でも、クールという表現が、この曲には合っているんだよなあ。
この曲の主人公と相手の女性との関係性も含めて…。
この曲が収録されたアルバム『Cool Night』からは、この曲のみならず、全米最高第6位を記録した「65 Love Affair」のヒットも生まれたが、このアルバムを最後にポールは一線から姿を消してしまった。
そして、2008年4月22日に、心臓発作で息を引き取った。
享年60歳で、60歳を迎えた次の日のことだった。
合掌。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
こちらのクリックを、よろしくお願いします。↓