無期限、無制限の金融緩和を実施したFRBのQE3発動で国債市場に異変が生じている。これまで質への逃避で買われたドイツと米国債が昨日急落となった。米10年債券利回りはなんと1.87%へと上昇。
これは安全資産に過度に偏った世界の投資が「ふり子が振れる」ように元に戻ろうとする動きである。債券から商品、株へと資金が流れ出した、と言い換えてもいい。この流れなら、株も商品もしばらく上昇し続けるだろう。
株の世界で言えばECBとFRBは「仕手筋」のようなものである。無制限に市場に資金を供給するのだからユーロショートや株ショートなどひとたまりもない。ユーロは全面高となり、円はドル、ユーロなどに対して急落。これを受けて日経先物は昨日比+100円と急伸した。
日本株上昇の条件である米10年債券利回りの上昇が顕著となってきた。景気回復はまだまだ先のことだが、金融市場では債券下落によって「擬似景気回復」を果たそうとしている。こうした環境下で、日本株の出番がかなり接近しているとも言えるだろう。日本株は「景気回復期」にもっともパフォーマンスが高まるからだ。
世界はいわゆるリスクオン相場、バブル相場の走りとなった。こんなに高くなってはとても買えないという相場から、さらに上昇するのが「バブル相場」である。
世界に金はじゃぶじゃぶある。
有り余っていると言ってもいい。
つまり、そういうことだ。