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ヘッドホンアンプキットを作りました

三栄電波さんで売られているポータブルヘッドホンアンプキットを作りました。
http://www.san-ei-denpa.com/toriatukai/explain/kib06/index.html

といっても最初っからキット付属の部品で作る気は毛頭無くて、結構変えちゃいましたw
写真で見ると全然別物ですwwwwwwwww

標準品
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私の
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この電解コンとフィルムコンの取り付け方は我ながら傑作。バカかとw


変更点
・電源分圧部の電解コンデンサをFG 25V 100uFからKT 16V 470uFに。(電源の安定性を向上)
・出力部のカップリング電解コンデンサをKW 16V 330uFからKZ 100uFに。(解像度とスピード感の向上)
・出力部のカップリング電解コンデンサに神栄のフィルムコンデンサ2700pFをパラレル接続。(高域特性の向上)
・ボリュームをビスパに変更
・ほとんどの抵抗をマルツの精密金属皮膜抵抗に変更。1W抵抗のみOHMITEの無誘導巻線抵抗に変更。

大体こんな感じです。
9V電池1本で駆動するので、電源の安定化は必要と感じてレールスプリット回路について調べた結果こうなりました。
カップリングコンデンサは比較して聴感上良さそうと感じてこれにしました。容量は330uFじゃ大きいし100uF未満では音が弱々しいと感じました。しばらく聴いてみた上で変更する可能性もあります。
パラレル接続したフィルムコンデンサは本当に良いです。知人に勧められて何度か使っていますが、高域に凄く効きますしスッキリとしつこくない音がします。
あとはオペアンプです。デフォルトのNE5534は無難な品ですが、低電圧駆動でスッキリした音のする物に変えたいところ。


今月29日のヘッドホン祭りでもこのキットは販売されるそうなので、標準品と私の改造品とを聴いて興味を持った方は是非!手持ちの部品の提供もしますよ。

あとあと、ヘッドホン祭りには大人気ない改造をしたpoppulseも持って行く予定w

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部品代がアンプ代を超えているのは言うまでも無く、ポータブルじゃまず見かけないというか使わないような部品を使ったりしています。
まあ、これだけいじっても総額2万に満たないので安いものですね。

電源は重要です

先日、知人からTrapeziumというヘッドホンアンプを3万円で買い取りました。アンプ部分がディスクリート構成かつ交換可能な面白い仕組みのアンプです。
ハンドメイド系のこだわった作りをしており、なかなか買えないレアモノなんですが、家で聴いてみると音がどうにもしっくり来ない。

省スペースで電圧と容量を稼ぐ為に、どこの馬の骨とも分からんリチウムイオン電池を使ってるのがいけないんじゃないかと予想。オーディオにおいて電源はとても重要で、音全体のグレードが平気で2段程度変わってしまいます。

というわけで、どこのご家庭にも一台はある無線用の直流安定化電源にミノムシクリップをつけてアンプに接続。1~15Vを無段階調整できるので、検証からACアダプタを使う機器への本番使用まで幅広く使えて便利です。


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さて肝心の音は・・・


ビンゴ!


全然違いますw

電源の違いはやっぱり大きいんだなと実感。格段に良い音がします。抜け切らないウダウダしたような音がスッキリして、各音域にもメリハリが出ました。

でも、安定化電源は持ち歩けないので、回路をどうにかして改善したいところ。このアンプは電源部が抵抗による分圧とオペアンプによるGND生成になっているので、この辺をいじると大分変わりそうです。直近のコンデンサもかな。

詳しい知人に相談して何か良い案を出してもらいたいと思います。


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余談ですが、上で貼った画像の構成にする前に据え置きDACの出力をTrapeziumに突っ込んだんだところ、情報を受け止め切れなくて歪みまくってしまいました。歪みにくい曲もあったんですけどアンプが頑張りきれなくて・・・
でも、電子パーツを販売しているBispaさんのアンプはアキュフェーズのプリアンプの出力を入れても歪まないそうです。

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only my portableamp

人に見せる為に私のポータブルヘッドホンアンプの現状の写真をば。


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どんなコンデンサを使っているかはナイショな面もあるので写真を見て判断していただくとして、はっきり言ってコンデンサの総容量は異例なほどに小さいです。

赤いフィルムコンが4.7μF、紫の電解コンが47μF、黄緑のフィルムコンが2700pFです。他は抵抗とオペアンプ、バッファだけしかありません。本当は黄緑のフィルムコンの部分も47μFの電解コンだったのですが、外してフィルムコンだけにしちゃいました。
世間のアンプを見ていると数百μFや1000μF超のでっかい電解コンが付いていますけど、完全に逆行する形です。

電池は9.6V400mAhのニッケル水素です。


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裏側です。部品が密集した関係で表に付かなかった抵抗が1個付いているだけで、あとはパターンです。

私のような初心者がいじくり回したせいで汚くなっちゃってますね。半田で道が出来ている部分と抵抗の下の赤い線の部分は、パターン剥離を起こしてしまって銅単線でブリッジしたものです。目も当てられません・・・



この形に落ち着くまで色々なコンデンサを試したり昇圧回路を組み込んだりしましたが、結局はシンプルが一番でした。
材料費は1000円かかったかどうかくらいです。このアンプの元値が送料込みで8000円強なので、電池代をあわせても11000円程度です。