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ヘッドホン祭り覚え書き②

DACについて

Accuphase DC-901:何かもう素晴らし過ぎて何も言えない。でも115万円だから良い音してくれないと困るし買えない。
Playback Designs MPD-3:何でもDSDにするDACで、しかも専用ICを使わずにローパスフィルターを通してDSDにする方式らしい。こいつはお見事。アキュの方が好きだけど多分どんなソースでもって思ったらこっちかも。まあ100万円弱なんで買えないですが。
Jeff Rowland Aeris DAC:理想電源である電池の音を基準にして、商用からバッテリーに充電しつつ、バッテリーから給電して駆動するらしい。また、内部は基板同士が相互に電磁波で悪影響を与えないように工夫しているとの事。電源の重要性を押し出してノイズにも気を使っているようだけど、今回の試聴ではあまりパッとしなかった。まあ140万円なんで関係ないです。
QUOD QBD76:スフォルツァートのDST-1とのコンビで出てきた。DST-1のおかげもあるだろうが、65万円でありながら100万クラスと肩を並べているように感じた。お金がある人には良いのでは?
LINN KLIMAX DS:出ましたLINNのフラッグシップ。MAJIK DSですら魔法なのにこいつは本当にどうかしてる。ネットラジオを再生しても超ハイクオリティ、ハイレゾ音源なら言うまでもない。でも297万円だから縁が無い。

以上がハイエンドDACのざっくりとした話。まあ無縁な価格帯なので試聴だけしておけばいいかな。

今回の個人的な本命DACはMYTEKのStereo192-DSDでしょうか。23万円という比較的手が届く価格でありながらDSDの入力に対応している点が大きいです。
DACとしてもESS Sabre 9016を搭載しているので、ICは1個でありながら片ch3DACになっています。
これにより、見た目以上のDA変換性能を持っています。参考までにDC-901はESS Sabre 9018を片chあたり2個搭載しているので片ch16DACです。実際には特殊な使い方をしてい角ですがそこは割愛。
MYTEKはヘッドホンアンプもオマケじゃなくちゃんと設計されたものを積んでいるとの事。これについては実際に聴いての確認はできませんでした。

もう一つ気になるDACはLavry EngineeringのDA11です。こちらは15万円ですが、プロ・エンジニアリング向けの製品として評判が良いのだとか。
正直なところ少し使っただけでは分からなかったので、今度貸してもらう予定。

ヘッドホン祭り覚え書き①

・αDLのDock-USBはappleの認証取得に時間がかかったが来月には出るとの事。15cmで6000円くらいなので3段構成の主力に据えたい。

・音松から7月にバランス出力据え置きヘッドホンアンプキット発売。既に販売しているポータブルアンプ用基盤2セットと安定化電源キット等を組合せ、ケース込みで58000円の予定との事。販売は三栄電波さん。
HD598のバランスケーブル販売やケーブル作成方法の公開なども行う予定。

・Music With 規格外からも据え置きヘッドホンアンプキットというか基板セットが発売予定。アンプ基板はユニバーサルに大量の穴が開けてあり、大小好きなコンデンサを無理なく取付けられる仕様。音松よりこっちを買いたいかも。
ある程度カスタマイズ前提なので主要な部品は別途購入と言う形式なのも良い。

・白髪犬さんのケーブル。一通り聴かせていただきましたが、私の好みでは圧倒的に「玲瓏竜麗」でした。クリアさ、抜けの良さ、伸びが他と段違いです。信号線にBlackDragon(高純度銅線)でGNDに銀単線、プラグは金メッキと言うセオリー通りの構成。価格も7000円程度との事なので近々注文したいところ。
カンタペルメ、カンタドルチェ、サルヴァノスはタイトルの元ネタである曲を聴きつつ使わせていただきましたが、合金のせいかオーグラインにも似た違和感のようなものを感じて好きにはなれませんでした。貴金属で値段も高くなってしまうのが更に惜しい。
他のケーブルにしても好感触なものは電気的な特性の良いものに寄りました。ALOのSXC Cryo 22G(銀メッキ単結晶銅)が好みで現在の主力ケーブルになっている事からも、好みの傾向にブレは無いのかなと。

・Wagnusケーブルの「Baby sheep」これは一聴して驚き。今まで聴いてきたケーブルとはまるでワケが違います。今まで滑らかだと思っていた物がザラついていたと気付かされる、虫眼鏡どころか顕微鏡のようなケーブルでした。情報の欠落を極限まで抑えているとの事ですが、全くその通りです。
ただ、モニター用途には最高でもリスニング用途なら白髪犬さんのケーブルに分があるのと、価格が19000円と言うのがネックで今のところ買う予定はありません。価格に関しては制作方法と音を考えれば妥当だとは思います。

WagnusさんではSACDプレーヤー用の電源ケーブルをいただこうかと思います。通常ラインナップ以外でも予算に合わせて作って下さるそうです。

・Toneflake シュガーさんのポータブルヘッドホンアンプ。今回の主目的です。じっくり聴いたわけではないので細かな感想は言えませんが、概ね私の好きな傾向のアンプです。Wagnusケーブル同様の思想で、とにかく情報の取りこぼしがないように感じました。
出力インピーダンスが低い為、IE8だと無音でノイズが乗ります。SE425だと何だか優しい感じの音になりました。PRO900は良い鳴りっぷりを発揮して気持ち良かったです。
聞くところによると、イヤホンでの評判が良いとの事ですが、PRO900でも全然いけると思います。ヘッドホンよりイヤホンの方が良いと言っていたシュガーさんも、私のPRO900には好感を持っていました。edition8よりこっちの方が良いとの事。
あ、仕様としては結局ユースト限定版も通常版もミニジャックと標準ジャックの両方を持たせるそうです。価格は前者が39800円、後者は49800円くらいにはなっちゃうかなというところ。稼働時間は連続4時間はいけるそうです。

PCオーディオ用にネットブックをセッティングした

言葉の通り、パソコンをプレーヤーとして音楽を聴くわけです。
でも普通に再生するだけではちっとも良い音はしないので、色々な機械を通します。

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まずパソコンで再生したデータがUSBケーブルでDD(Digital to Digital)コンバータ(DVDドライブの上に乗ってるやつ)に入ってオーディオ機器で扱えるデータに変換されます。その際にクロック(回路が処理の タイミングを合わせる為の信号)も打ち直します。パソコンの持ってるクロックはオーディオでは使い物になりません。
USBケーブルは信号ラインと電源ラインを分離してPCからのノイズ混入を抑えています。

DDコンバートされたデータはPCの下にあるSACDプレーヤーのDAC(Digital to Analog Converter)機能でDA変換されます。こいつは24bit192kHzまでの入力に対応し、内部で32bit192kHz(または 176.4kHz)にアップコンバート&アップサンプリングしてからDA変換します。
CDは16bit44.1kHzなので、遥かにハイクオリティになるわけです。が、元には無かった部分の補完なども行われるので必ずしも良い変化があるとは限りません。


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また、48kHzまでのデータなら、このDACでもDA変換できますし、知人の改造により非常に暖かい音になっていて好きです。ヤマハの業務用DACですw
DDコンバータの出力は3系統あるので、別々のケーブルで2つのDACにつなぎ、DACの出力はアンプの入力セレクターで切り替えられるようにしています。簡単に音を切り替えられるわけです。

そして最後にアンプの出力がスピーカーに入力され、音楽が流れます。
これだけ色々やってますが、ぶっちゃけSACDプレーヤーにipodをつないだりCDを普通に再生する方がよっぽど音が良いです。

パソコンを使うのは圧倒的に操作が楽なのと、CDを超えたクオリティのファイルを再生できるからです。作業をしながらの「ながら聴き」にはパソコンは便利です。



オチが微妙ですね・・・