ソーシャルメディアがマーケティングに与える影響 - お客さまの顔が見えるようになった | 藤村正宏のエクスマブログ

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クライアントのところで、ソーシャルメディアマーケティング のコンサルをしていて、思うことがあります。
ソーシャルメディアが発達したおかげで、お客さまが見えるようになった、そういうこと。
ボクがいつも言っている、
「新規客より既存顧客を死ぬほど大切にしよう!」
ということが、以前よりもやりやすくなりました。


以前は、過去の履歴も連絡先もわからなかった、匿名のお客さまだったのが、ソーシャルメディアの発達で、購買履歴や連絡先がわかるお客さまになった。
これは、ソーシャルメディア時代の特徴です。
商売の原点に戻る。
そういう時代だということです。


モノが売れなくなるとどうしても新規を狙ってしまう。
新規客を獲得しようとしてしまう。


でもその前に、一度買ってくれたお客さま、一度来てくれたお客さまにまずは連絡してみること。

 
もちろん関係性がないのに、「うち、ちょっと大変だから買って」と言うのはダメですよ。
あなたの会社やお店には絶対にファンがいるはずです。
あるいは、おなじみさんが必ずいるはずです。
そういう人たちにもう一度買ってもらうほうがカンタンです。


◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-宝石屋ディスプレイ
宝石屋さんのディスプレイ



あるモールのの専門店街の経営者の方々とお話しをしたときのことです。
顧客名簿がない店がすごく多いことに驚きだった。
顧客名簿がないってサービス業として信じられなかった。


以前はあったんですけど、個人情報保護法という法律ができたせいで、過敏になっちゃっている。
ある宝石屋さん、宝石とかアクセサリーを売っているお店の社長さん、
「個人情報保護法ができてからは、“DMを送ってもよろしいですか”と聞くようにしたんです。そうしたら誰も“いい”と書いてくれないんです。だから名簿が全然ないんです」。
そう言っていた。
「DMを出したらダメな人だけ印をつけてください」って聞いたほうがいいですよね。
出してクレームになったら、やめればいいんですから。


昔の商売、江戸時代の呉服屋さんとかでは、火事になったら何を持って逃げるか。
現金でも商品でもなく、顧客名簿です。
顧客名簿さえ持っていけば、どこからでもやり直せるからです。


そのことを今、商売をやっている人たちみんなが忘れてしまっている。
だから新規の客ばかり狙ったりするんですね。


「商売の基本に返る」ということです。
既存顧客を大切にすること。
あなたの既存顧客を掘り起こして、もっと強い関係性をつくっていく。
すぐに買ってもらわなくてもいいから、ともかく今から関係性をつくっていくことが、これからの時代は大事になってきます。


ソーシャルメディアのおかげで、そういうことがとってもやりやすくなりました。
ソーシャルメディアがマーケティングに与える影響のひとつです。
上手に活用して、おなじみさんを大切にするマーケティングのシナリオを作ってみましょう。