ソーシャルメディアマーケティングを成功させるための3つのキーワード | 藤村正宏のエクスマブログ

藤村正宏のエクスマブログ

集客アップ・売上アップに役立つPOPやチラシなどの販促事例が満載。「モノ」を売るな!「体験」を売れ!のエクスペリエンス・マーケティングであなたのビジネスが圧倒的に輝きます。


ソーシャルメディアが普及したことで、企業はその存在を無視できなくなってきました。
ソーシャルメディアマーケティングが必要 だということです。

それはソーシャルメディアによって起きた環境の変化に適応しなければ、滅び去るということを意味しています。
カンタンに言うと、Facebook、Twitter、YouTube、Google+、ブログ、などなど特性を理解して、活用していくことが大事になってきたということです。

◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-ソーシャルメディアアイコン



うちの会社はリアルを大切にしているから、ソーシャルメディアなんていうのは関わらなくてもいいとか、業界がソーシャルメディアに合わないからやらない、などと言っているといずれ淘汰されるということです。
一番の特徴はビジネスにおけるお客さまの役割が変わったってこと。
生活者は、ソーシャルメディアのコミュニティやレビューサイトを通して、商品の体験を共有するようになった。
そして共有された情報が、生活者への新しい影響力になっているということです。
もはや企業主語のマーケティングではなく顧客主義のマーケティングになってきたということ。
サービスではなく、お客さまを大切にすることが一番重要だということです。

ソーシャルメディアマーケティングには3つのキーワードがあります。


1:コンテクストの共有
2:広げるより深める
3:トータルなメディアで発信


------------------------------------------------------

1: コンテクストの共有


発信する情報のコンテクストに共感してくれる人を作る。
コンテクスト(文脈)とは広義に価値観や世界観。

知り合いから友人へ 友人から親友へ というイメージです。
それまでは「知り合い」だった人が、共有できる情報を発信することによって「友人」に変わっていく、あるいは「友人」が「親友」に変わっていく、というイメージです。
あなたが発信する情報で、消費者と友達になることです。
どんどん発信していくことによって、あなたご自身やあなたの会社のコンテクストを共有してもらえるようになる。
情報を発信することによって啓蒙していくという感じです。
商品について発信するだけではなく、いろいろな想いであったり価値観であったり、そういうものを発信していくといい。
そして一方的に発信するのではなく、コミュニケーションをすることが大事。
コメントに応えたり、リツイートに応えたり、いつも交流するという意識が大事です。
その結果、コミュニティができていくのです。
これからは「コンテクストの共有」が大事な時代になってくる。


2:広げるより深める


つながることはカンタンです。
ソーシャルメディアの関係性をどう深めるか? 
ソーシャルメディアでつながった人たちと、どう関係性を深めるか。
実際の体験やライブ、イベントが価値を持つ。
これからの時代、ライブの力はますます大切になっていきます。
デジタルでは絶対に複製できないコトだからです。
だから、SNSでお客さんと親しくなったら、そのお客さんと一緒にライブで何かできないかとか、リアルのイベントができないかな、と考えて企画していくことが重要になっていくと思います。
そういうことで深めていくこと。
店がある会社は店の価値を高める工夫をすると、O2Oなんかにつながります。


3:トータルなメディアで発信


FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア、Web媒体、紙媒体、リアルイベントなど、トータルに情報発信しつづける。
リアルなのか、それともヴァーチャル/デジタルなのか、という対立関係で捉えるのではなく、全部一緒と捉える。
例えば、チラシ、ホームページ、ブログ、ユーチューブなどを使って有益な情報を発信していきます。
さらに、ニューズレターを出したり、イベントやセミナーを開いたりゆるやかな関係性をつくり出します。
トータルなメディアで情報発信をして見込客を集客しておく。
発信しながら、見込客があなた会社の考え方、価値観に共感していくようにしていく。
前述の「コンテクストの共有」です。
そして購入のタイミングを逃さないために「関係性」をつくって機会を待つ、というシナリオ。


今は「360度発信の時代」です。
だから、ソーシャルメディアだけでなく、あなたが持っているメディア。
ホームページもそうだし、紙媒体もそうだし、あるいはあなた自身の生き方なども発信になっていくんです。
あなたが着ている服、日々考えていること、そういうことも発信していかなければいけない。
そういう時代になってきています。

------------------------------------------------------


企業はこれまでのマーケティングシナリオを改める必要が出てきた。
今までは、情報を発信することが重要でした。
でも今は消費者同士がつながるようになりました。
オンラインでも、オフラインでも、ビジネスの環境に変化が起きたわけです。

つながっている消費者が、そのつながりの中で、クチコミをしてもらえるように気を遣うことが大事です。

企業は商品をデザインする時代から、お客さまの体験をデザインする時代になったってことです。