フェイスブックは、即効性を期待してはいけない | 藤村正宏のエクスマブログ

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広報・宣伝販促担当者にとって、今やソーシャルメディア対策は外せない重要なテーマですよね。
ソーシャルメディアっていうのは 

「ツイッター」「フェイスブック」「ブログ」「YouTube」「Instagram」「LINE」などのSNSもそうですけど、ウィキペディアや2チャンネル、食べログや価格.comなんかもソーシャルメディアと分類されます。


でもね、こういうメディアがマスコミに紹介されるたびに、経営者や幹部社員が、
「ツイッターでつぶやいたら、店に行列ができるらしい、だからつぶやけ」
「Facebookに商品情報を出したらたくさん売れるらしい。だからこれからはFacebookだ」

などと、短絡的に噂レベルの情報で、まるでソーシャルメディアが「売上をあげる万能ツール」のように勘違いしている会社がある。

それはちょっとちがう。


藤村正宏のエクスマブログ-ソーシャルメディア
ボクのFacebook、Twitter、Google+


現状、企業の広告宣伝販促予算は以前より絞られています。
でも売上や業績目標は高いまま。

今求められることは、お金はあまりかけずに売上をあげたいとか、クチコミで広げて認知を高めたいとか、消費者に選んでもらえる機会を増やしたいとかいう理由で、予算のかからない「ソーシャルメディア」に過剰な期待をかける経営者が多いのも、うなずけます。

たしかに「Facebook」は、商用で使うこともできます。
だからといって、そこに企業ページを開設して、商品を載せたら魔法のように売れるようになるかといえば、そんなことはありません。
たぶん、まったく売れないでしょう。
たとえこまめに1時間ごとに情報を発信したとしても。


ツイッター、ブログ、Facebookなどのソーシャルメディアの目的は「潜在顧客」との「関係作り」だからです。
それにはとっても有効なツールです。

そして、ここが一番重要なところなのですが、「関係性」を作るには、一朝一夕はでは作れないということ。
時間がかかるんです。
中長期的な目で見て、お客さまとの関係を作っていく。
カンタンにいえば、それが目的です。

そういう意味では、即効性を期待するメディアではないということです。
3ヶ月や半年で成果があがるかというと、それはけっこう無理なんじゃないかなと思う。
やり方によっては、できるかもしれませんが。

3年くらいは売上があがらなくてもいいという覚悟がなければやる意味もないのかもしれない。

そのかわり、地道にやっていたら、見込み客との「関係性」ができて、結果、中長期的にみたら、競争力がつくのです。


広告予算、販促予算を削減しているので、何とかソーシャルメディアで解決しようなどと、ゆめゆめ思ってはいけません。
Facebookやブログなどの、ソーシャルメディアは、TV-CMや広告などと同類に考えていると足元をすくわれる可能性があるんです。

でも、やらなかったら、あなたの企業の未来は暗いですけどね。

やっているライバルに、次々とお客さまを奪われてしまうという事態になるでしょう。