ビジネスモデルをつくる4つの軸とは | 通販プロデューサー

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ビジネスの最初の第一歩は、顧客は誰でどんな困りごとを持っているかという
WHOの軸になります。

顧客へ提供する提供価値は何かというWHATの軸、
どのような手段で価値を提供するのか差別化をするのかというHOWの軸、

 



この3つは鉄板のフレームワークになります。
更になぜ儲かるのかというWHYの軸の4軸でビジネスモデルを定義することで
より明確になります。
1つの商品やサービスで3000万円達成できない場合は、ビジネスモデル的に破綻
していると言っても過言ではありません。

特にビジネスモデル4軸のうち2軸以上が変化したとき、
ビジネスモデルの構造が変わったとみなします。

コロナ禍でオンラインが進んだDX化や店舗を持たないといった
ことが進んで構造変化が進みました。

これらのことはビジネスモデル・イノベーションと呼んでいます。
国内では事業再生という言葉で補助金として国がお金を出しましたね。

ビジネスモデルの4軸は、新規事業の設計だけでなく、
既存事業の分析、企画内容の精査などにも利用することができます。

例えば、従来のリサイクルショップのビジネスモデルを4軸で分析します。

リサイクルショップのビジネスモデルは
従来のリサイクルショップは
・常に商品を店頭に豊富に揃える
・販売していく必要があるため不用品を売却したい顧客。
・購入したい顧客が来店しやすい好立地に店舗を構えること
・他の店舗と比較し競争力の高い価格で仕入れなるべく高値で販売をすること

収益の源泉のため、買取マニュアルを整備することが
他社との勝負を分ける重要な差別化要素と言えます。

収益モデルでみると、高利益で商品を販売する一方で
店舗の維持費や人件費、仕入れコストといった経費、
また仕入れた在庫が売れないというリスクも抱えています。

一方で不用品を販売する利用者にとっては、
不用品を持ち込むだけで良いという利便性はありますが、
基本的に査定額の根拠は不明瞭で割安に感じる額が
提示されることが一般的と言えます。

業界を変革したメルカリのビジネスモデルとは?
そこへ登場したのがメルカリです。

メルカリのビジネスモデルは、CtoCです。
 
従来のリユースショップとメルカリのビジネスモデルモデルを
4軸で表現し比較するとWho以外の3軸全てが変化しており
ビジネスモデルのイノベーションが起きているという事がわかります。

ビジネス分析フェーズのチェック項目
・ 市場規模と成長率を特定し、市場規模が前年比で5%以上の成長を示している。
・ 主要競合の市場シェアと成長戦略を分析し、自社の位置付けを明確にする。
・ 顧客セグメントを定義し、各セグメントのニーズと嗜好を特定する。
・ SWOT分析を完了し、最低でも3つの強み、弱み、機会、脅威を特定する。
・ 顧客インタビューまたはアンケートを実施し、顧客満足度が80%以上であることを確認する。
・ 競合比較分析を行い、自社の独自価値提案を明確に定義する。
・ 市場トレンドと技術進化を分析し、今後3年間の業界の変化を予測する。
・ プライシング戦略をレビューし、価格弾力性の分析を通じて最適な価格帯を特定する。
・ チャネルパートナーとの関係を評価し、パートナー満足度が85%以上であることを確認する。
・ 現在のビジネスモデルをレビューし、収益性の高い製品/サービスが明確になっていることを確認してみましょう。

ちなみに、メルカリは2023年6月期 通期の連結売上高は1,720億円、
営業利益は前年比207億円改善して170億円の黒字です。