お客様の声の収集して分析する方法について〖後半〗 | 通販プロデューサー

通販プロデューサー

売れない商品を売れるヒット商品に変身させる
通信販売に魔法をかける専門家

良いUVPは、市場での位置づけを明確にし、
競合との差別化を図ることができます。


 

手順1    お客さまの声を20件もらう
手順2    12個のマトリクスの表に転記する
手順3    12個のマトリクスの表を埋める
手順4    自分が良いと感じた声を10個に印をつける
手順5    自分が良いと感じた具体的な声を抜き出す
手順6    他社が言っていないこと【付加価値】に絞る

他社が言っていないことを絞るとはどんな作業をするのかを
まとめていきます。

こちらは、UVPの構文を使って当てはめていきます。

UVPの構文は、
〇〇にとって
△△になるための
□□のサービス

という構文に入れて考えていきます。
具体的には、〇〇にあたるのは、ターゲット層やペルソナに該当する
コメントを入れていきます。

△△は、お客様の声でベネフィットやメリットになるようなキーワードを
積極的にピックアップします。

□□のサービスは自社のサービス名を入れるのではなく、
チャンクを上げたところのベネフィットに直結するようなまとめの
キーワードを抽出すると良いです。

UVP は言語化することで武器になります。
次の構文に当てはめて、自社の UVP をつくってみましょう。
・○○にとって(ターゲット)
・△△になるための(ベネフィット)
・□□サービス(提供できる価値)

上記の構文の○・△・□ に該当する言葉を考えます。
例えば、以下のようなかたちになります。
育毛シャンプー・薬用スカルプシャンプーの「スカルプD」ならば、

・薄毛で悩んでいる男性にとって
・外見に対する満足度が高まり自尊心が改善されるための
・男が上がりモテ度をお手伝いするサービス
になります。

自社で作るというよりもアンケートなどで得られたお客様の声を
そのまま活かすことに重きを置いてください。

商品やサービスが持つ独自の強みを意味するマーケティング用語
に、USP(Unique Selling Proposition)があります。

これは重要な概念ですが、自社視点(自社から見た強み)
という意味合いが強い用語です。

なぜなら、日本では「独自の売り」と訳され、自社視点の特徴を
USPとして勘違いをされているケースが多いからです。

そこで、顧客視点に立って考えた自社の価値を意味する用語とし
て、私はあえて「UVP(Unique Value Proposition:独自価値の提
案)」という言葉を使っています。

意味合いとしてはUVPもUSPもほぼ同じととらえていただいた上で
具体的に作成してみてください。

日本語がヘンだったとしてもそのままお客様が使われたワードを使うことで
深みが生まれてきます。