今回は
「ブランディングの重要性」
についてお話ししていきます。
なぜD2Cビジネスでは
ブランディングが重要なのか？
その理由は大きく2つです。
・他社との差別化を図るため
・商品やサービスの信頼度を
上げ、ファンを育成するため
1つ目
他社との差別化を図るため
D2Cビジネスの多くは、
化粧品や健康食品など、
比較的日常的に取り扱う商材が
ビジネスモデルの商材になっています。
どうしても他社と商材が似通ってしまうため、
どう差別化を図るのかがポイントとなります。
参入障壁が低いため、
明確な差別化がしにくいのです。
そこで重要なのが
ブランディングです。
似通った商品であっても
ブランディングによって
付加価値を高めることができれば、
ユーザーは自社の商品を選んでくれます。
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2つ目
商品やサービスの信頼度を上げ、
ファンを育成するため
D2Cビジネスはいうまでもなく、
リピーターの存在が
ビジネスの成否を分けます。
しかし継続した商品を
購入してもらうには
商品やブランドへ対しての
信頼感や安心感が大切です。
そこで企業は
さまざまなブランディング戦略を
採用することで、
ユーザーに対して
ブランドの魅力や世界観、
安全性を訴求します。
こうした取り組みから
リピーターやファンが増えていけば、
売上向上が期待できます。
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ここからは
実際にリピート率が高く
成功している通販企業が
どのようにブランディング
しているのか
紐解いていきます。
化粧品ブランドの「オルビス」は
研究に値する企業になります。
オルビスはみなさまご存知の通り
通販の売上ランキングにも
毎年上位に名を連ねる
人気ブランドです。
2018年からの3年間で
大規模なリブランディングに
取り組みました。
従来のカタログ通販を
中心とした戦略ではなく、
ユーザーとの関係性を重視した
ブランドへの方向転換が狙いでした。
それまでは化粧品や
健康食品の製品売りがメインでした。
商品ごとにブランドやメッセージの
一貫性ができておらず、
商品開発や販売戦略を見直すことで
新しいブランドメッセージを
発信していきました。
肌が本来持つ力を信じて、引き出す
多様な美のあり方を提案する
スマートエイジング®
といったオルビスの原点を
強く意識したブランディングに
注力していきました。
そうした取り組みから生まれた
新ブランド『オルビスユー』は、
従来の商品に比べ
シンプルで洗練された
パッケージデザインを意識しています。
新たなオルビスのブランドイメージを
体現する商品として
大ヒットを記録しました。
NPS指数も毎年
通販ビジネス業界の中でも
トップクラスの成績です。
製品を超えた世界観の浸透が
目立ってきたからです。
販促物のモデリングにも
オルビスはピッタリです。
超大手企業ですが、
中小企業にも参考になります。
キャンペーンをそのまま
マネてはいけませんが、
顧客の育成プログラムは参考
してみてください。