DX(デジタルトランスフォーメーション)推進は補助金を活用する | 通販プロデューサー

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自宅のリビングにて

ものづくり補助金、IT補助金、持続化補助金などの
補助金の申請締め日がラッシュを迎えています。

「持続化補助金」の上限を現在の100万円から
150万円、補助率も経費の3分の2から
4分の3に引き上げりました。

実際の様式の中身を考える場合にも
世の中の動きを理解する必要があります。


本題へ

補助金の計画の内容(新型コロナウイルス感染症の
影響を乗り越えるための取組)
を書く項目にもテクノロジーなども
加味するとよいと思います。

そんな中、今からでも間に合う
最先端のデジタル技術について少し触れたいと思います。

ここでは、中でも代表的なものを紹介します。

1点目
IoT:「Internet of Things」の略で、
モノのインターネットとも呼ばれています。

建物や車、機器など、これまでインターネットに
接続されていなかった「モノ」をインターネットに接続する
ことで、新たなサービスを生み出す技術のことを
指します。

2点目
AI:「Artificial Intelligence」の略で、
人工知能と表されます。

学習や言語の理解、予測、問題解決など、
これまで人間にしかできないと
考えられていた知的な行動の一部を
コンピュータが行う技術です。

3点目
Cloud: cloud computingの略で
コンピュータネットワークを経由して、
サービスの形で提供する利用形態を指します。

メールソフトなどのソフトウェアやサーバ
ストレージなどのインフラがなくても
インターネットを通じてそれらの機能を
利用できる仕組みのことです。

4点目
5G:5th Generationの略で、
第5世代移動通信システムです。

4Gよりもさらに高度な無線通信システムです。
4Gから5Gになることで、
通信速度が約20倍になります。

補助金の申請に書くだけではなく、
事業として推進していくためには、
どうすればいいのでしょうか?

ひとつの指針となるのが、
経済産業省が2018年10月に取りまとめた
DX推進ガイドラインになります。

その内容は
(1)DX推進のための経営のあり方、仕組み
(2)DXを実現するうえで基盤となるITシステムの構築
の2部構成になっています。

次に、それぞれの概要を紹介します。

(1)DX推進のための経営のあり方、仕組み
第1部は、下記の5項目で構成されています。

1:経営戦略・ビジョンの提示
2:経営トップのコミットメント
3:DX推進のための体制整備
4:投資等の意思決定のあり方
5:DXにより実現すべきもの

2)DXを実現するうえで基盤となるITシステムの構築
この第2部は、「体制・仕組み」と
「実行プロセス」に分かれています。

また、7項目で構成されています。

(2)-1 体制・仕組み
6:全社的なITシステムの構築のための体制
7,8:全社的なITシステムの構築に向けたガバナンス
9:事業部門のオーナーシップと要件定義能力

(2)-2 実行プロセス
10:IT資産の分析・評価
11:IT資産の仕分けとプランニング
12:刷新後のITシステム:変化への追従力

このあたりは、概念が難しくてなかなか理解は難しいのですが、
「2025年の崖」と呼ばれる既存システムの問題が発生します。

維持コストの上昇や業務への支障を回避するためには、
DXへの取り組みを進めることが重要です。

DXは長期的に取り組むことが必要なんですが
継続的にIT投資をすることにもなります。

よってこのような投資は中小企業
にとっては大きな負担になるため
IT導入補助金といった国の制度があります。

補助額は30〜450万円で、補助率は2分の1。
補助の対象はバックオフィス業務の効率化
や顧客獲得のためのITツール導入もあるので
確認することをお勧めします。