ネット通販で成功するための5つの価格戦略とは! | 通販プロデューサー

通販プロデューサー

売れない商品を売れるヒット商品に変身させる
通信販売に魔法をかける専門家

実は、こんな問い合わせがありました!

 

実は今、商品のお値段の件で悩んでおりまして
そのことについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

本来ならコンサルを受けてから決定した方がいいことは
承知の上なんですが、すでに商品がある上に様々なことが
先行してしまっておりまして。。以下詳細になります。

現在「●●●●」という美白に効果がある
医薬部外品の商品を一押しで販売しております。

お値段¥●●●●(税抜)で一個購入で
「●●●●」というレーザー処置(●●●●分)が一回ついてきます。
実質¥4500です。クリームのコストは¥●●●●ほどです。

今までありもののなんでもない容器に入れて
販売していたのですが、
新たにデザインして箱と容器をリニューアルしました。

中身は変わっておりませんが
これを機に値段を高くしては
どうかという話になりました。

値段を上げるタイミングとしては
今しかないのではとなっております。

ただ、箱と容器をリニューアルしたために
在庫を3000抱えるため私としては
お値段は据え置きにしたいところなのですが。。

グルコンの際、相談させて頂いて決定しようと
思っていたのですが思ったより売れ行きがよく
すでに古い容器の商品が売れてしまいすぐに
どうするか決めなければならなくなってしまいました。

本来ならちゃんとした理由があっての
値段付けが必要なことも承知しているため、
なんとも恥ずかしいご相談ではありますが
西村様のご意見をお伺いた

メールした所存でございます。

ご連絡お待ちしております。

 

 

私の考えを今回は共有したいと思います。

 

ネット通販で成功するための

覚えておきたい5つの価格戦略とプライシングの手法

 

ネット通販の価格戦略は、マーケティングに

おいて最も重要な要素です。

 

しかしながら、価格戦略は、あるプライシングの手法

を知っている経営者しかノウハウを

実践の場で使っていません。

 

価格戦略をしっかりと身につけることで、

事業のファネル戦略に幅ができるだけでなく、

事業の利益構造も変わってきます。

 

マーケッターや営業マンも

いろいろな価格戦略の考え方を覚えて、

さまざまなビジネスシーンから

事業構造の利益をうみだせるように

準備しておきましょう。

 

 

1.ネット通販における価格設定の戦略

2.市場から見た価格戦略

2-1.ABテストからの2つのプライシングを設定する価格戦略

2-2.製造販売開始からの価格戦略

2-3.自社の提供価値による価格戦略

 

1. ネット通販における価格設定の戦略

 

小さな会社のネット通販の価格はどのように設定していますか?

多くの場合は、製造などの原価にかかった費用を基準にして、

一定の利益を見込める逆算した

価格設定をしているかと思います。

 

この価格戦略は、価格の決定プロセスが逆算的で機械的です。

お客さまの価格提供という視点やライバルとの競合を

ほとんど調査していない点が問題です。

 

価格戦略は、マーケティングの重要な要素の1つです。

ネット通販のマーケティングにおいても、

価格戦略は、プロモーション(広告宣伝)や

製品戦略と同じく実は重要です。

 

ちなみに、ここで言うマーケディングとは、マーケティングの4P

です。

 

マーケティングの4Pは、

マーケッターがマーケティング実務をする時に

とりかかるべき4つのカテゴリーのことです。

 

代表的な価格戦略のノウハウは、

市場セグメント

企業や製品のポジショニング

製品ポートフォリオ

 

の点で分類しています。

 

2. 市場から見た価格戦略

 

市場のセグメンテーションに着目した

価格戦略について共有します。

市場のセグメンテーションをうまくマーケディングとして

活用して価格戦略に反映することで、

更に、売上を伸ばす可能性があります。

 

2-1. ABテストからの2つのプライシングを設定する価格戦略

 

価格戦略として、2つの価格を

同じ製品に設定してテストするABテストのことを指します。

 

通常は、高い価格設定をしていきます。その上で

時々、販促キャンペーンという大義名分で

安い価格で販売します。

 

これは、価格値引きのキャンペーンを意図的に

行っています。

 

ひとつの価格戦略のギャップを作る手法です。

アパレルのブランドなどは、この戦略をとっています。

 

この価格戦略は、お客さまが価格の感度センサーで

セグメンテーションできる場合にとても

効果を発揮します。

 

お客さまは、購入のために積極的に

情報を集める見込み客の層と、

製品価格や機能・仕様よりも

ブランドに影響を受けたい

お客さまのターゲティングが

できることが重要です。

 

この価格戦略を実践することで、

お客さまは低価格で購入する機会が増えます。

 

一方で、そうでないお客さまは高価格で

購入することになります。

 

この価格のギャップ戦略では、

結果的に同じ製品で事実上

2つの価格を設定していることになります。

 

値引きキャンペーン・クーポン・ポイントバックなどの

販促プロモーションをひんぱんに取る企業は、

この価格ギャップの戦略を実践しています。

 

2-2. 製造販売開始からの価格戦略

 

製品販売開始からの時系列の経過に応じて
プライシングを変える高い価格から低い価格
にしていく戦略があります。

 

お客さまの特徴に応じた価格戦略は、
販売開始時に高い値付け価格を設定し、
時間が経つに連れてだんだん
低い価格を引き下げていく方法です。

 

この価格戦略が効くケースは、
マーケットの市場には、

価格にあまり関係がなくすぐに買うお客さまと、
価格にのみ敏感に反応する
お客さまの層がそれぞれ存在することが条件です。

 

実は、ネット通販よりもリアル店舗に多いのが実態になります。

 

この価格戦略はスキミング・プライシングです。
 

そのスキミング・プライシングとは、
新製品の導入時期の価格戦略です。

 

早期の資金回収を目的に事業者側が行います。

 

製品ライフサイクルの初期段階で
価格を高く設定するもので、
上澄吸収価格設定とも言われています。

 

2-3. 自社の提供価値による価格戦略

 

自社の提供価値に応じた
プライシングをする価格戦略があります。

この価格戦略もお客さまの属性に
応じてセグメンテーションをして、
プライシングで同じ製品を提供します。

 

この価格戦略は、メインのターゲットがいながら
新規メンバーなど別のセグメントを設定して、
メインのターゲット層よりも
安い価格で商品を販売します。

 

メインのターゲットセグメントだけではなく、
売り方を更に増加させるときに有効です。

 

高い付加価値がある商品やサービスを持って
いる企業に有効です。

 

このモデルもネット通販より
リアルビジネスが良く利用しています。

 

子供料金・時間や時期に応じて価格がかわる
ホテルや学生割引を設定する
業界(企業)が、この価格戦略の代表例です

 

 

 

https://youtu.be/-d6tkdcjg5g