経済と金融の基本について、確認していくっす。
お金は、モノやサービスの総量(GDP)と
引換券となるお金の総量(通貨供給量)との
バランスが取れていることによって、
価値の媒介として正常に機能するっす。
しかし、お金には金利が設定されており、
金利の分だけ、お金は勝手に増え続けるので、
通貨の価値や信用度を維持するためには、
金利以上にGDPも成長する必要があるっす。
ですので、お金が増える速度(金利)と
モノやサービスが増える速度(GDP伸び率)との
乖離(かけ離れていること)は、
通貨の価値や信用度の目安にすることができるっす。
GDP伸び率に対して、
金利が下回っていれば、
通貨の信用度が上がり、
GDP伸び率に対して、
金利が上回っていれば、
通貨の信用度が下がるっす。
意味のわからない方は、
前回の記事で復習するっす。
前回の記事はこちらをクリック。
neetonの借金の話で、
金利と収入(経済力)の伸び率が、
信用度へ与える影響について、
お話をしましたが、
実際に借金をする時には、
金利や収入(経済力)の伸び率以外にも
保証人の財力も信用度に影響を与えるっす。
つまり、neetonが借金を返せなくなった場合、
neetonの親や兄弟など(保証人)に、
借金を肩代わりさせればいいという考えっす。
もちろん、保証人の経済力が
高ければ高いほど、信用度も高くなるっす。
これを、国家経済に置き換えると、
何らかの要因をきっかけとして、
質への逃避が発生し、
中央銀行が発行する通貨への信用が急激に下がる
クレジット・クランチ(信用収縮)が発生した場合、
国家が市場に公的資金を投入することで、
実体経済への影響を防止するっす。
クレジット・クランチの意味がわからない方は、
こちらをクリック。
では、公的資金とは何なのでしょうか?
ずばり、税収っす。
つまり、クレジット・クランチが起こってしまった
(通貨への信用が急激に下がった)場合、
国民の税金を利息無しで、金融機関に貸し付けてあげて、
当面の金融危機を乗り切るっす。
ヽ(;´Д`)ノ マサシク ギリナトレード・・・
しかし、税収だけでは、
金融危機を脱することができない場合は、
どうすればいいのでしょうか?
答えは、国債を発行するっす。
国債とは何なのかというと、
国の支払手形、つまり負債っす。
政府の財源が不足している場合は、
通貨の価値や信用を維持するために、
国債を発行して集めた公的資金を
投入し、市場へお金を供給するっす。
つまり、金融危機が起こっても、
税収や負債(国債)などの政府の財源によって、
金融危機を沈静化出来る場合に限っては、
通貨の価値と信用は維持することもできるっす。
| 壁 |д・) クチサキカイニュウダケデモ コウカガアレバ OK
しかし・・・
公的資金が不足して、
クレジット・クランチ(信用収縮)を
回避できない場合は、
どうなるのでしょうか?
何かのきっかけで表面化した
通貨の信用度に合わせて、
実際の通貨の価格も暴落し、
極端なデフレになって、
実体経済に波及する(不景気になる)っす。
ポンド危機、アジア通貨危機、
ロシア財政危機などが、
わかりやすい実例になるかと思うっす。
(。・ε・。) サイケンナラ サブプライム
今までの記事をよく復習をして、
よく理解できている方は、
既にお気づきかと思いますが、
ヘッジファンドは、
政府が財源を限界まで突っ込んっでも
埋めることができないほど
金利とGDP伸び率(経済成長率)に
大きな乖離が生じている場合、
大量の空売りによって通貨を暴落させることで、
莫大な利益を生み出すわけっす。
( ´艸`) ゴチソウサマデシタ
ヘッジファンドのスキームは、
こちらをクリック。
まとめると、通貨の信用度は、
金利とGDP伸び率以外に、
税収や負債の影響も受けるっす。
ちなみに、2013年現在
日本のGDPが約500兆円に対して、
負債は約1,000兆円・・・
日本国民全員が約2年間
無料で労働奉仕すれば、
完済できる額っす。
ヘ(゚∀゚*)ノ アリガトウ!
次回は、失業率について書くっす。
neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。