経済と金融の基本について、確認していくっす。
お金は、モノやサービスの総量(GDP)と
引換券となるお金の総量(通貨供給量)との
バランスが取れていることによって、
価値の媒介として正常に機能するっす。
しかし、お金には金利が設定されるので、
金利の分だけ、お金はお金(利息)を生み出し、
勝手に増え続けるっす。
お金が勝手に増え続けると、
お金の交換対象となる価値の総量であるGDPに対して
お金の総量(通貨流通量)が余ってくるので、
余ったお金の分だけ、物価が上昇してしまうっす。
通貨供給量が増えても、通貨の価値や通貨への信用を
下落させないようにするためは、
GDPもまた金利≒物価上昇率(インフレ率)と同じくらい
成長しなければならないということっす。
このGDPの成長度合いを計るための指標(目安)が、
GDP成長率(伸び率)っす。
GDP成長率(伸び率)とは、一定期間におけるGDPの伸び率のことで、
前年、もしくは前月からどれ位の割合で
GDPが増えたかを表した指標(目安)っす。
(マネー経済ではなく)実体経済となる
モノやサービスの総量を表した指標ですので、
経済成長率の指標としても用いられるっす。
FXなどをやっている人にはおなじみかと思いますが、
経済指標として毎月発表されている
%表示のGDPのことっす。
「GDP成長率」とか「GDP伸び率」というキーワードで
ググって頂ければ、現在までのGDP成長率の経緯を
折れ線グラフとして表示してくれるウェブサイトもあるので、
こちらを参考にして頂くと、
現在は、インフレ(モノの価値>お金の価値)なのか
デフレ(モノの価値<お金の価値)なのか、
またそれらの方向性や変化のスピードとか分かるので、
景況感をつかんでいただけると思うす。
また、金利と比較してGDP伸び率を参照して頂ければ、
お金と実体経済の乖離(かけ離れている度合い)、
つまり通貨の信用度の参考にもなるっす。
例えば、neetonが月20万円、生活費10万円(年間120万円余る)の状態で、
1000万円を年利12%(利息として年間120万円支払わなければならない状態)で
誰かからお金を借り入れたとすると、
借金の元本も減らないが、破産もしない状態になるっす。
ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ イチオウ バランスノトレタジョウタイ
この状態から仮にneetonの収入が1%分上がったり、
金利が1%下がったりすると、
1%分、neetonに対する信用度が上がるっす。
(・∀・) ダイジョブダー
逆に、neetonの収入が1%分下がったり、
金利が1%上がったりすると、
1%分、neetonに対する信用度が下がるっす。
(iДi) ダメダコリャ
これを国家経済に置き換えると、
GDP伸び率に対して、
金利が下回っていれば、
通貨の信用度が上がり、
GDP伸び率に対して、
金利が上回っていれば、
通貨の信用度が下がるっす。
ここで問題っす。
GDP伸び率、金利共に0%の状態であるにも関わらず、
デフレ(モノやサービスに対してお金の価値が高まっている状態)から
抜け出せないような時は、どうすればいいでしょうか?
GDP伸び率を伸ばす方法としては、
未来への投資になるような公共事業などの財政政策っす。
財政政策について復習する方は、
こちら をクリック。
金融政策としては、
金利は0%より下げることが出来ないので、
通貨供給量を調整するっす。
具体的に言えば、
市場に出回っている通貨供給量を増やす
「量的緩和」っす。
量的緩和は、怪しいパン屋が生産量以上に
パンの引換券をばらまくことと同じで、
通貨の価値や信用を下げることになるので
あまり良くは無いですが、非常手段としては効果的っす。
(´・ω・`) イツカハンドウガクルガ イマハナニモ カンガエナイデオコウ
通貨供給量について復習する方は、
こちら をクリック。
ちなみに、これらの両方をやっているのが、アベノミクスっす。
ですので、金融トレードをやる人たちにとっては、
どの政党が当選しそうかとか、
当選しそうな政党のマニフェストはどんなものなのかとか抑えておけば、
チャートだけ見るより、市場から小銭を拾える確率が高くなるってことっす。
次回は、国家財政について書くっす。
neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。