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「基本的な暮らしは、食べることと寝ることだけだ。・・・最初は単調すぎて退屈してしまうのではないかと恐れていたけど、杞憂だった。単調なリズムの中に彩りがあり、驚きがあり、少しも飽きない。」
主人公の言葉のように、まさに小川糸さんの描き方そのものが、日常に彩りを与え、読者を飽きさせない。
「生まれるのも、死ぬのも、自分では決められないもの。だから、死ぬまでは生きるしかないんだよ。」
「死を受け入れるということは、生きたい、もっともっと長生きしたいという気持ちを正直に認めることなんだ」
「面白いことに、生きたい、まだ死にたくない、という気持ちを素直に認めてあげたら、心が軽くなった。」
逆説的だか、死を受け入れるということは、今生きていることを大切にすることなんだなと思った。
