iPS細胞とはなにか | 読書雑記

読書雑記

読書日記。

ほとんど自分のためのものです。

iPS細胞とはなにか―万能細胞研究の現在 (ブルーバックス)/講談社

¥840
Amazon.co.jp

☆☆☆★★

山中伸弥ストーリーに始まり、iPS細胞に関する主な研究の内容から、応用への期待と課題、iPS細胞をめぐる激しい特許争いまで、iPS細胞について、様々な側面からかなり幅広に書かれている。

意外だったのは、山中教授の活躍を見て「多くの人が、日本が世界のトップを走っている思って」いるが、日本の研究の現状は、山中教授いわく「1勝10敗」であるという。第9章の「ハーバードに見るアメリカの強さ」を読むと、幹細胞研究はアメリカが質・量ともに世界を圧倒しているようだ。

朝日新聞大阪本社科学医療グループによる取材や新聞記事をもとに書かれているので、掘り下げた記述は少ないかもしれないが、iPS細胞研究の入門書としては適しているのではないか。