オー!ファーザーオー!ファーザー (新潮文庫)/新潮社¥788Amazon.co.jp☆☆☆☆★解説で初めて知ったのだが、この本のタイトルは、マドンナの曲のタイトルから取っているそうだ。しかも、その曲はマドンナが少女時代に父親から受けた虐待やトラウマについて歌ったものらしい。物語は、そんな陰鬱な曲のイメージとは違って、テンポの良い笑える会話とともに、伏線となる様々な出来事が見事に一つの結末に収斂していく。読み始めると、主人公には4人の父がいる、という突飛な設定で物語への期待感が一気に高まり、最後までその期待にきちんと応えてくれる。