はじめて出会う政治学 | 読書雑記

読書雑記

読書日記。

ほとんど自分のためのものです。

はじめて出会う政治学―フリー・ライダーを超えて/北山 俊哉
¥1,890
Amazon.co.jp


 政治学を少し勉強してみようと思い、とっかかりにこの本を読んでみた。「どのような話題からはじめれば、高校を出たばかりの学生たちを政治学の講義に引きこめるのだろうか。」という配慮もあるため、かなり「つかみ」の話題提供に紙幅を割いているから大人にとっては若干じれったくなるようなところもあるが、その分気楽に読める本である。


 政治関連のニュースや話題は、日常的に新聞やテレビ、一般向けの書籍等で見聞きすることが多いため、本書を読んでみても、政治学が扱う対象はたいへん身近なものだと感じた。自分たちの暮らしや生活に大きく関わる政治というものを、学問の体系に基づき整理して、政治学の大まかなアウトラインを示してもらったような気がする。


 1997年に初版が出て、2003年に新版が出ている。学生が入り込みやすいように、その時注目された話題や時事問題を随所に取り上げているからそろそろ改訂した方がよさそうである。


 「政治学では、法制度を前提としながらもそれと同時に、まず現実を知ろうとしなければならない。そしてもし現実が制度から予想される事態と異なっているのであれば、どうしてそうなのかをまた問わなければならないのである。」

 心して勉強しようと思う。