- ナイチンゲールの沈黙/海堂 尊
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現役の勤務医である海堂尊が描く大学病院を舞台にしたミステリーの第2弾。前作の「チーム・バチスタの栄光」
の続編とも言うべき設定であるが、本作は看護師が物語の中心となる。
ベストセラーとなった「チーム・バチスタの栄光」に続く2作目として読者の期待も大きくなるがゆえに、「チーム・バチスタ」ほどのインパクトは感じないかもしれない。また、本作の肝の部分でもあろうが、看護師の浜田小夜や伝説の歌姫・水落冴子の歌声が聴く者に与えてしまう影響など、リアリティに欠けちょっとついていけないところもあった。
それでも、読者をグイグイと引きつけるテンポの良い文章は魅力があるし、田口・白鳥コンビも健在で、事件の捜査をする警察庁の加納警視正や看護師長の猫田など、さらに強烈なキャラクターが加わって、この著者の人物描写はやはり読んでいて楽しい。