川口 | ゴミブログ season7

ゴミブログ season7

日々の事を書く

モンスターハンターワイルズ、すなわちモンハンの新作の情報が出たということで、おれは久しぶりに積んでたアイスボーンを起動した。モンハンシリーズで積んでるのはアイスボーンくらいしかない。


今日は本当は面接があったんだけど、ブッチした。


昨日の夕方、おれは友達の伊藤くんと公園で雑談していた。やつは会うたびにおれのスマホや鞄の中身をあらためようとする。今回はダンヒルの財布を剥かれた。


そのとき、おれは自分の所持金が2000円くらいあると思っていた。財布の中に1,000円札が一枚入ってる記憶があった。そんで、ポケットには500円玉が2枚と100円玉が何枚か。明日の面接は大宮で行われるから、安全に見積もって缶チューハイの2本くらいなら飲んでも平気だ。なんなら伊藤くんと晩飯を食って帰ってもいい。履歴書を買う金と電車代さえ残しておけば、面接に関してはなにも問題はないのだから。


が、伊藤くんが財布から抜き取るのはくしゃくしゃのレシートばかりで、1,000円札など影も形もないのだった。おれは少々困ったが、絶望したわけではなかった。その晩、おれは伊藤くんと吉野家に行き、帰ってから封筒おとしたと夜中の3時半までYouTubeを観てから眠り、8時に起きて面接担当の電話番号に面接をキャンセルする旨を伝えた。後悔はなかった。吉野家の牛丼が神だったのだ。


無心でディノバルド亜種を狩り続けていたら、図書館で借りた村上春樹とジョゼ•ルイス・ペイショットの本を返してないことを思い出した。今日は部屋の掃除をやろうと思っていたんだけど、目標を繰り下げて本の返却を優先することにした。


鞄を持ち歩くのは面倒だから、手に本を持って行った。昨日、西川口までの道のりで、自転車のカゴにぬいぐるみを乗せて走る中年男性とすれ違った。ピカチュウでなければ、きっとちいかわのぬいぐるみだった。


ぬいぐるみを乗せて走る中年。銃で撃たれて金を奪われたタクシー運転手。ザリガニ料理を出す店。野生の鳩を調理して食うクルド人。小説の単行本を小脇に抱えたデブ。美しい物語はどこにも転がってなさそうだが、それ以外ならなんだってありそうな予感がする。川口なら。