世界は贈与でできている
世界は贈与でできているーー資本主義の「すきま」を埋める倫理学 [ 近内 悠太 ]楽天市場1,980円なんで知ったのか、不確かなんですけど、なかなか面白い本でした。著者が哲学者のようなのですが、文章はとても分かりやすくて、引用された内容もとても安易な言葉を使ってくれているので、読みやすかったです。そして、哲学的な本をもっと読みたくなりました。アドラーとか。。。幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え2 [ 岸見一郎 ]楽天市場1,650円嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]楽天市場1,650円さて、本書で面白いと思ったところをメモ書き投稿。全てのヒトがなぜ未熟な状態で生まれるか?と言えば、二足歩行に移行することになり、骨盤を細める必要があり、女性の産道が狭くなったのだけど、他の動物と比べて大きな脳を獲得しつつあったため、頭が大きくなる前の段階で出産する、という選択をした、という話らしい。すると、子育ては周囲の人の手助けが必ず必要になるため、進化の過程で人間は強い社会的能力を獲得するようになったらしい。その社会生活での営みの中に、本書の題名でもある”贈与”というお金で買えないモノが存在しているという話。特に本書で印象的だったのが、「なぜ、親は孫が欲しいのか」問題。その答えが、「子がすこやかに成長することを通して、親は自身の贈与が意味あるものだったと一応は納得できます。」ですが、自分の愛を正当化するためには、「子がふたたび他者を愛することのできる主体になったことによって」確認することが必要なのだと。私も実際、親には結婚後しばらくはひたすら「子供は作らないのか?」問題はよく言われましたが、なるほど、こういう考え方だったのかな、と思わされました。あと、「天職」の定義について、英語ではcallingというらしいですね、「自分にできること」「自分のやりたいこと」というだけではなく、「自分がやらなければならない、と気づくこと」という要素が必要らしい。求められる仕事という意味も含めて、天職と呼ぶんですね。私もこの意味での「天職」に出会いたいものですwそんな感じで、所々面白かったです。