マレーシアの山小屋でチームJAPAN -キナバル山②- | Everyday, 前進!

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ARASHIANでなにふぁむのワーキングママ・Professorがつれづれなるままに…

私たちが泊まるロッジ・ペンダントハットが見えてきました
 

当たり前だけど、日本の山小屋とは違う感じ

 

登山口のゲートでのIDチェックに続き、ロッジでも1人ずつIDチェック…分単位で到着時間を書き込み、サイン

 

床は板張りだけど、エントランスで登山靴を脱いで、クロックスみたいな室内履きに履き替えるスタイル

 

まあ、「あ、ちょっといい?」って靴のまんま忘れもの取りにくる人がいたり、室内履きで外を歩いてる人もいたりと、ちょっと緩いけどね

 

日本の山小屋と同じように談話室兼食堂があって、個室に割り振られる感じ

 

他のロッジをのぞいてみたところ、大きめベッドが並んでる(病院みたいなイメージ)ところとか、かいこ棚スタイルのところなどもあったけど、ここは2段ベッドに寝袋スタイルでした

 

 

このロッジ、1号室は「OYAYUBI」という名前でなぜ?

私たちは3号室の「ALEXANDRA」…

 

入室すると、日本人らしきカップルが先客でいて、さらにその時不在となっていたベッドにはNepiaのティッシュが…日本人ばっかり⁉

 

結果的に部屋割りは国別になっているようで、マレーシア人部屋、欧米人部屋、アジア人部屋、そして日本人部屋でした

 

私たち5人のほか、若いご夫婦、中高年男性1人、若者男子3人組の11人

 

日本の山小屋でのマナーをみなさん守っているし、お互い日本語で、いろいろ譲り合い…気が楽ぅ~!

 

あっちにありましたよ〜とか、お互い情報交換して支え合い、この後の山頂アタックの際にも顔を合わせては「がんばりましょうグッ」と励まし合い…チームJAPAN日本となりました

 

 

このロッジに泊っている人は翌日、山頂アタックのほか、ヴィア・フェラータというアクティビティに参加をする人中心で、談話室で16時から説明会がありました

 

説明会のはじめに呼名があり、この時間までにチェックインして呼名に間に合わないと、翌日のアクティビティに参加できないとのこと

 

ヴィア・フェラータはハーネスをつけて岩場を移動するアトラクションで、コースの説明やハーネスやカラビナの取り扱いなどについての説明がありました

 

 

もちろん全部英語…

ちょっとマレーシア訛りなのか、OK(オッケー)がアッケーみたいな発音になるのに戸惑いながらも、頑張れ、私の耳!

 

説明会の後は、夕食にスプーンフォーク

夕食はどのロッジに泊っていてもラバン・ラタロッジの食堂で取るとのことで、靴を履いて移動…

 

 

いろんな人がいっぱい…フードコートのように空いている席を探す感じ

 

 

食事はビュッフェ形式だけど、自分で取るのではなく、アメリカのハイスクールの学食(イメージ)みたいな、トレーを持って流れていくと、「いる?」みたいに声を掛けられてよそってもらうスタイル

 

 

私は焼きそば、ビーフ、ラム、チキン、ポテト、パスタ、ご飯、野菜に、温かいタピオカをいただきました

 

そうそう、マレーシアはイスラムの人もいるからか、ポークはだいたいのレストランになくて、代わりにラムがありがち

 

普通においしくいただきました

 

山頂にかかっていた雲が晴れてきたので、レストランのテラスでお茶を飲みながら眺めたり…

 

 

かなり森林限界が高かったけど、さすがに低木になってきて、上は岩場ばっかりなんだな~と初めて山容がわかりました

 

とにかく上は岩ばっかり、そしてゴツゴツ…岩場が苦手な私はドキドキ

 

 

もうとっくに雲の上なので、サンセットは雲に入っていく感じ…きれい乙女のトキメキ

 

 

標高が3300mくらいあり、平地より20℃ほど気温が低いのだけど、日が暮れても思っていたほど寒くなく、ロッジも快適に過ごすことができました
 
さあ、翌日はいよいよ山頂アタックです
 
 
ところで
 
日本の山小屋と大きく違うのは、ゴミを捨てられること
 
日本では全て持ち帰りなので、無駄なものは全力で避けるし、ゴミにならないものに気を使ったりするのだけど、ここは不要になったものは捨てられるので軽量化することができて助かりました
 
でもそれは、歩荷さんが担いで下ろしてくれているから
 
ここに登るまで、たくさんの歩荷さんが登り下りしていて、ここの食材などを上げて、ゴミや不要なものを下ろしてくれていました
 
私たちも行動中に不要な荷物も、歩荷さんに運んでもらうこともでき、1人5キロまで70リンギッド(2800円くらい)程度を2,3口まとめて上げてくれていました
 
日本の山小屋もたくさんの人に支えられているのは同じだけど、上げて下ろしてくれている人たちに頼りすぎというか…
 
たとえばビュッフェでのレストランでの食べ残しの多さにはびっくり…。文化の違いもあるかもだけど、日本の山小屋では食べ残しはまずないように調整して盛るのが普通なのでね。上げて下ろしてくれている人たちへのリスペクト、感謝がないのかな…なんて感じたりもしました
 
仕事をあげているというのもあるのかもしれないけれど、なんとなくね…
 
自然の雄大を楽しみながら、いろいろ思うこともあるのは海外登山ならではかもな
 
【山行の記録】
汗だくになった半袖Tシャツとアームカバーを乾かし…小屋に着くと途端に冷えるタチなので、あるものを全部オン
 
長袖Tシャツ、シャミース薄手フリース、マイクロパフ、モンベル薄手メリノタイツ、モンベル薄手パンツ、ダウンパンツ、ニット帽
 
…が、ちょっと暑くてニット帽とマイクロパフをオフ
 
寝る時は結局、長袖Tシャツと薄手パンツで、途中トイレに出たけど寒くなかった
(この日は暖かかったみたい、ありがたい)