2020.06.07 天恩寺 | 明るい朝の『お散歩日記』

明るい朝の『お散歩日記』

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 さぁ! 歩いて町に出よう!

昨日の散歩の続きです。

樫山町を散策した後、

県道を歩いて天恩寺に向かいます。

 

県道沿いに商店が並びます。

 

田園風景の中、パラパラと

住宅がある光景が続きます。

 

県道は車の往来が多く、

ちょっと退屈な散歩になります。

 

ちなみに、この辺りは豊富(とよとみ)

地区と呼ばれており、この地区の

小学校は豊富小学校になります。

 

須賀神社のある樫山町は、元々は

樫山村でした。

樫山村が桜井寺村など周辺の村を

合併して出来たのが豊丘村。

 

一方、これから向かう天恩寺は

片寄町になります。

片寄町は、元々は片寄村であり、

鳥川村など周辺の村を合併して

出来たのが高富村。

 

丘村と高村が合併して

出来たのが豊富村になります。

 

その後、周辺の村が合併して

出来たのが額田郡額田町。

さらに、平成に岡崎市と合併して

現在に至っています。

 

ゴミ収集場の横に交通安全と

書かれたゲージが・・・

 

このねじり棒の美しい細工、

これは岡崎型火の見櫓の

見張り台です!

 

元々、この辺りに火の見櫓が

あったのでしょうか。

 

天恩寺総門

20分ほど歩き天恩寺に到着。

 

当然のことながら、道中 歩いて

いる人は皆無。移動しているのは、

自転車と車だけでした。

 

境内に入ると美しい石垣。

その背後に白い幕・・・

 

国の重要文化財の仏殿は工事中。

 

屋根の葺き替え工事をしているそうです。

 

2009年に撮影した仏殿

屋根の反り返りが美しい。

 

山門(国の重要文化財)

 

山門の山号が書かれた扁額。

足利義満書といわれています。

 

本堂

 

廣澤山 天恩寺

臨済宗妙心寺派の寺院

本尊は地蔵菩薩

 

 

室町幕府の初代将軍 足利尊氏が、

戦の前に この地の地蔵菩薩に

立ち寄り、戦勝祈願をしました。

 

戦に勝つことが出来たら この地に

一寺を築くと約束しましたが、

戦に破れ、築くことが叶いませんでした。

 

しかし、1362年に三代将軍義満の命で

寺は創建された。

 

本堂ある絵

 

修理が終わったら再訪したい

と思います。

 

そういえば、屋根の葺き替え工事の

見学会を募集していたことを思い出しました。

 

コロナの影響で中止になったんだ・・・

 

鐘楼

 

見返りの杉

 

徳川家康が長篠戦いに赴く際に

天恩寺に一泊。

翌日 出発する時に地蔵菩薩に

呼び止められ振り向くと、

この杉の陰で刺客が矢を射掛ける

ところでした。

 

難を逃れることが出来た家康は、

何度も この大杉を見返りながら

出陣していったので、見返りの

杉と呼ばれています。

 

御朱印を頂きました。

 

おじいさんに書いていただきましたが、

左下の天恩寺の寺号の横に

「八十八老書」と書かれています。

 

 

 

天恩寺の隣にある神明社

 

拝殿の屋根が天恩寺仏殿と

同様に反り返っています。

 

山肌に本殿のほか社殿が

並びます。

 

なかなか良い感じの神社でした。

 

 

 

 

 

県道を引き返します。

 

途中で見かけた古いフェアレディZと

スカイライン(ケンメリ)、朽ち果てようと

しています。

 

樫山町に戻ってきました。

豊富学区市民ホームと

ぬかた商工会の建物。

 

 

 

クルマで岡崎市に向かいます。

暑い一日でバテた・・・