旧愛知県岡崎師範学校 武道場 | 明るい朝の『お散歩日記』

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 さぁ! 歩いて町に出よう!

岡崎ルーテル教会の次は六供町に向かいます。

愛知教育大学附属小学校

校庭から六供配水塔が見えます。
こちらは登録文化財には指定されていませんが、
市の重要景観建築物に指定されています。

附属特別支援学校

校庭の一画には支援学校(養護学校)があります。

特別支援学校作業実習棟

ここは旧愛知県岡崎師範学校武道場です。

岡崎ルーテル教会と同時に国の登録文化財に指定されました。
引き続き説明/見学会が開催されました。
こちらは普段は外観も見ることができないので貴重です。

師範学校とは先生を育てる学校のことを指します。
当時、師範学校の剣道部が強かったため
武道場を建設したとのこと。
そういえば、近くに武具店があるのも、このためか。

場内は支援学校の作業場兼倉庫で雑然としています。

大正15年築で選定理由は
『造形の規範となっているもの』
だそうです。

現役の手動織機。
織物では手に職付けても、今どきでは
役に立たないような気もしますが・・・

トラス構造の屋根がカッコいいです!

関東大震災のあとに建てられたため耐震性を考えた
鉄筋コンクリート造になっています。
屋根は木材と鋼棒のトラス構造。
圧縮に強い木材を縦方向に使い、
引っ張りに強い鋼を横方向に使っています。

機能美





火災報知機はあとから付けたものだと思いますが、
ちょっとレトロな報知器です。


天井を眺めているだけで飽きません。

場内は冷房もなく暑いです・・・
(教会は冷房があった)
説明員の方も大変そうです。


建物の側面。
元々はこちらが正面だったそうです。


鋼板葺きですが、昔は瓦葺きだったそうです。


この建物はゼツェッション様式といい、日本では珍しい様式とのこと。

屋根の端部が取りされた形状なのが、特徴だとか。

隣の特別支援学校は新しいですが良い感じです。



ちなみに、登録文化財に指定されても維持管理のために
国からは補助が出ないそうです。
だから、春咲の講堂も放置状態なんだな。

もう12時になるので帰ります。



旧石原家住宅


愛教大附属小学校の近くにあります。

こちらはひと足先に国の登録文化財指定を受けています。
一時期はカフェとして活用されていましたが、今は静かです。

岡崎市で登録文化財に指定されている建造物は
①八丁味噌事務所
②岡崎信用金庫資料館
③本光寺 本堂・山門
④旧石原家住宅
⑤旧愛知二中講堂
⑦日本ルーテル教会岡崎教会堂
⑧旧愛知師範学校武道場
となりました。

ちなみに、登録ではなく 指定文化財になると
補助金が出るそうです。




昨日は貴重なものを見せて頂きました。
これからも このような機会があれば
参加したいと思います。

暑い中、対応して頂いた市の教育委員会の
みなさんに感謝です。